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愛おしいキミに極甘な林檎を
第66章 番外編:愛の行方
「風子ちゃんがあたしの心配をするなんて明日は竜巻でもくるのかしら?」
那砂さんはにっこりと笑い、頬に手を当てて首を傾げる。
「真面目に聞いているんですけど。
いつも理人さんと仲良さそうにしているじゃないですか」
「あら。あたしに対して丸くなったわね。……というか、風子ちゃんは元々優しい子なのかもって思ったわ。
癖のある彼氏くんの心をがっしり掴んだわけだし」
ソラ先輩を見ると、何も聞こえていないかのようにマグロ寿司を食べていた。
正座をしているし、姿勢もいい。箸の持ち方も正しい。
他人から見ると癖のある部分が分からないと思う。
「ソラ先輩は真面目な人だと思いますけど」
私を抱いたりする時以外は……。
「そうかしら?
だって、風子ちゃんへの執着が異常だし」
「私はそういうソラ先輩が好きですから!」
「ふっ、風子!?」
「でも、それはあたしも同じね。理人くんのことが大好きだもの。……って、今この気持ちを口に出すとつらいわ」
元気のない声で話した那砂さんは、眉を八の字にして寂しそうな目をする。
「理人くんとあたしはもう一緒にいれないのかしら……。
嫌われたかもしれないし……」
「そんなことーー」
「皆さん、何の話をしているんですか?
僕がどうかしました?」

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