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愛おしいキミに極甘な林檎を
第66章 番外編:愛の行方

ソラ先輩と理人さんが腕を組んでバチバチと睨み合う中、那砂さんは無表情で深く溜息を吐いた。

「アホらしい。ふたりは放っておきましょ。
風子ちゃん、あたしたちは片付けをするわよ」

「はい。ごちそうさまでした。
お皿洗いは任せてください」

「あたしが洗う。風子ちゃんはもうすぐウエディングドレスを着るんでしょ。
肌荒れを起こしたら大変だわ。だから、洗った皿を拭いてちょうだい」


食事の片付けを始めると、ソラ先輩と理人さんが立ち上がった。

ふたりとも日本酒が入った瓶とお猪口を持っている。

そして襖を開けて隣の部屋に行き、オセロを始めた。

絶対にソラ先輩が勝つだろう。心配することはない。


片付けを終えてから台所に向かい、那砂さんが洗った皿を拭いていく。

「今の理人さん、出来上がってますよね。
私とデートに行きたいなんて言って」

「あれは、本音よ」

「えっ……。冗談じゃないんですか……?」


「理人くんは風子ちゃんのことを妹ではなくて、まだ女だと思っているわ」
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