この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第66章 番外編:愛の行方
ソラ先輩と理人さんが腕を組んでバチバチと睨み合う中、那砂さんは無表情で深く溜息を吐いた。
「アホらしい。ふたりは放っておきましょ。
風子ちゃん、あたしたちは片付けをするわよ」
「はい。ごちそうさまでした。
お皿洗いは任せてください」
「あたしが洗う。風子ちゃんはもうすぐウエディングドレスを着るんでしょ。
肌荒れを起こしたら大変だわ。だから、洗った皿を拭いてちょうだい」
食事の片付けを始めると、ソラ先輩と理人さんが立ち上がった。
ふたりとも日本酒が入った瓶とお猪口を持っている。
そして襖を開けて隣の部屋に行き、オセロを始めた。
絶対にソラ先輩が勝つだろう。心配することはない。
片付けを終えてから台所に向かい、那砂さんが洗った皿を拭いていく。
「今の理人さん、出来上がってますよね。
私とデートに行きたいなんて言って」
「あれは、本音よ」
「えっ……。冗談じゃないんですか……?」
「理人くんは風子ちゃんのことを妹ではなくて、まだ女だと思っているわ」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


