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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus
ソラ先輩は私のおでこに唇をそっと当ててくる。
体だけではなく顔も熱い。
「いつも可愛がってもらえて嬉しいです。
これからもずっとソラ先輩のことが大好きです」
照れくさいけど、この気持ちを伝えずにはいられなかった。
ソラ先輩に触れられると心の中が温かいものでいっぱいになる。
「俺は風子に負けないくらい好きで、愛してるけど」
穏やかに微笑んだソラ先輩は自信のある口調で言った。
「もちろん私も愛してます。
私、ソラ先輩の全部が欲しいくらい好きなんです。好きで、好きでいっぱいなんです。
これって、欲張りですかね……?」
「いや、たくさん欲しがっていいよ。
俺も風子の全部が欲しいから」
「ふふっ、一緒で嬉しいです」
「その気持ちを叶えたのが、風子に贈った婚約指輪なんだけどな」
私の左手の薬指につけている婚約指輪に触れてくる。
サイズがぴったりで、デザインも気に入っている大切な宝物だ。
「刻印にわさびって書いたのにですか?
結婚する前も、結婚したあとも刺激的な恋愛をしていこうという意味でしょうか」
「ははっ。わさびなわけないだろ。
そのメッセージは、俺がずっと思っていて、風子に伝えたい気持ちが込められている」
「好きだけじゃないんですか?」
「俺はそれを越えていると思ってるよ」
「答えを教えてください。
このままだと、私はわさびでプロポーズされたと思ってしまいます」

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