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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus

焦げた部分を取り除いたハンバーグはとても美味しかった。

中にはチーズが入っていて、肉汁とともに溢れてくる。

ソラ先輩の料理の腕は、前よりもずっと上がっている。

今日も焦がしたこと以外、上手に作れていると思う。

でも、晩ごはんを食べている時のソラ先輩の表情は明るくなかった。



食後にはふたりでアイスを食べた。

あんなにたくさん買ってきたのに、ソラ先輩が食べたのは一個だけ。私は欲張って五個も食べてしまった。

しかし、食べ終わったあと、ぶるっと体が震えてきた。

ソファに座ってから横を向いて縮こまる。


「美味しかった?」

私の隣にソラ先輩が座って、背後から声を掛けてくる。

「たっ、食べすぎました……」

「俺もそのくらい食べればよかったかな。
少し冷えたけど、まだ落ち着かない」

「今日はそんなに暑くなかったと思いますけど……」


「そうじゃない。冷やしたいのは俺の頭だよ」


困ったような口調で言ったソラ先輩は、後ろからぎゅっと包むように抱きしめてくる。


「実は……すごく嫉妬してる」

「ソラ先輩……。それって、私が話したことですよね?
課長にパンツを見られたって……」

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