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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus
「それもいいね。今は涼しくなりたい気分だし……。
風子も好きなだけ食べてよ」
明らかに様子がおかしいし、笑顔が怖い。
付き合いが長いから分かる。
郁哉さんに私のパンツを見られたことを気にしているということを……。
その予感は当たった。
椅子に座って料理を待っていると、焦げた匂いがしてくる。
気になって台所に見に行くと、ソラ先輩が作ってくれたハンバーグが真っ黒になっていた。
「ごめん。失敗した……」
「しっかり火が通っていて美味しそうですね。焦げたところを取れば食べれますよ」
「なるほど。そうすればいいのか。
料理は奥が深いね。これからもっと風子に教えてもらわないと」
「もちろん、知ってる限り教えますよ。
ハンバーグを焦がしてしまったのは、私のせいですよね……?」
「違うよ。焼きすぎただけだから。
これじゃ、俺はまた……」
「次はきっと上手に焼けますって」
「まあ……、いつか上手にできたらいいんだけどね。
どうやったらできるようになるんだろう。
結婚したら今よりまだマシになるのかな……」
「料理を焦がしたくらいで、そこまで考え込まなくても大丈夫ですって」
「風子が可愛すぎるからだよ」
「私と料理の腕は関係ないと思いますけど」

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