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《リベンジ★ラブ》
第3章 スイートホーム?
✜ ✜ ✜

寝坊したその昼前、近くのクリーニング店。
家賃金額をもう一度おろすという事でもう1枚おろす事に気がひけるがリクルートスーツをそのままにはしておけないという事でATMからすぐ向かったとこ。

仕上がりが違うという事で色々洗いのプランを勧められたが断り洗うだけで頼んだ。
手にスーツも身軽になったのでスーパーに寄りパンとお茶を買って立川までの定期でバスに乗りソコからは歩いたが成瀬コーポレーションに着いてしまった事にドジぶりを後悔。

Tシャツにくたびれた古着の木綿のパンツでは行き交う成瀬コーポレーションで働く人々に笑われているのではないかと顔が赤くなる。

目的地は茶髪イケメンさんの家なのになんでここまで…
彼が運よく通るとは限らない…
彼女は成瀬コーポレーションの駐車場を無駄にうろうろしていた。



プアーン。
そんなクラクションの音に綾香はハッとして後ろを振り向き避けた。
『どうしたのです?たしか……悠哉の元彼女さん?』
窓が開いてショートヘアで黒髪サングラスの男性が綾香をみていた。

年齢は30代風、こんな年上の人に知り合いはいないわ…
――えっ?今悠哉の元彼女さんって聞こえたような?
悠哉ってええと……

『あのどちら様でしょか?歳上の方に知り合いがいないので……』
相手をマジマジとみるが運転中なので顔しかわからない。

『あぁ…成瀬と言います、高校の時に悠哉とつきあっていた森部さんでしょ?』
そう言い彼はきれいに枠に駐車し車から降りた。

うわぁ!
そんな風な綾香の感想が似合う程成瀬は30代後半の貫禄がある程に白に黒の縦縞柄の高級スーツが似合っていた。

茶髪イケメンさんが着ればそのへんの9880円くらいのモノにみえるがこの人の着こなしは49800円に思える。
しょせん女なのでスーツの値段等わかりはしない。

『あたしの名前をなんで知っているのでしょう?』
思い巡らしたがわからないのだ。

『貴方が悠哉に勉強を教えてくれた家庭教師のあのコでしょ?悠哉がいつも話していた…成績の悪い下がるだけの俺にまともに相手をしてくれたのは森部先輩だけだって嬉しそうに言っていたんですよ』
そう言って握手の為に手を差し出している。

綾香は昨夜先輩に手を握られ無造作に引っ張られた事を思い出し少しひるんだ。

相手は先輩ではないんだから…

綾香は成瀬と握手していた。
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