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《リベンジ★ラブ》
第2章 環境……
『可愛げがない、俺が偉くなった?そうね成さんのいる会社だから成り上がりとでも言っとく?わかるよねコレ』
フフンと笑う声とグラスの音がする。

成さん?
そういえばつきあっていた高校生の頃に成瀬メモとかいうタイトルのノートを茶髪くんは持っていた…
何を読んでるの?って聞くと慌てて隠していたっけ…
あの成瀬メモが関係あるの?

『成瀬メモ?』
知りたいから聞く。

『さすが当たり、その成瀬メモを高校生の頃から読んでいたから成瀬コーポレーションに入社する時にもビビる事なく知識がわかってきたわけ…後はやる気さ…部活のテニス部に入る事も反対する親父を押し切ってユニフォームやラケットにシューズすべて成叔父さんのおかげだから…その成さんへの恩を返す為に俺は知識を蓄え働いた…それだけさ』
大好きだという思いが溢れるかのような優しい声。

そういえば茶髪くんのお父さんと成さんはお父さんが違うと言っていたのよね…
茶髪くんのお兄さんお姉さんは怖いお父さんに似て秀才で融通がきかないとか…
成さんという中川からの言葉でしか知らない彼をずいぶん羨ましがったもんだ。

『大好きな成さんの為に働いた…それがあるから今の中川悠哉が居るんだ…』
納得する。

『別にハンティングだからあんたのいう気持ちの整理に待ってやったのももうそろそろ会社に出てもいいんじゃないか?こうして電話するのも面倒だし』
グラスを置く音。
ムーディな音楽が流れている。

『かけてほしいなんて言ってないから』
ムッとする綾香。
電話から聞こえるグラスや音楽の音が中川と綾香をおく今の落差を物語っている。

『可愛くない、だけど俺の方も別にあんたがほしくてハンティングしたわけじゃない、じゃ明後日成瀬コーポレーションで昼ランチ時に』
大人になった中川は動じない。

綾香は悔しくて画面をみて通話は向こうからきった事を示していて10分という表示が名前の下にある。

悔しい………
あたしをほしくてハンティングしたわけじゃないってどういう事?

考えにふける彼女はトイレに立ちそれから布団に入る。

明後日、成瀬コーポレーションで昼ランチ時に、ってあたしそんな約束腑に落ちません!

だけど前進する為には行動するしかない事はわかっていた。

次の日リクルートスーツを陰干しにしてパンプスを磨いた。
相手は高いスーツだというのに綾香は庶民的なのだ。
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