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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
店員オーバーで残ってしまった綾香は次のエレベーターが停まるまで待った。

12時たぶん皆このままご飯を食べてから戻ると思うの、だから多少帰りが遅れても13時に会社に戻れていれば問題ない…
あの人達はたぶんあたしを待たないと考えられるから…

次のエレベーターが止まり乗り込むと他に誰かが乗り込んでくる。
回数と開閉のボタンをみつめている綾香。

『プレゼン終わった?』
綾香の立つ後ろから彼は話す。

『えっ!?』
後ろを振り向きその人をみて絶望的な顔をする。

茶髪イケメンさん……?
どうして?

途端に3階で誰かが乗ってくるはずみで茶髪イケメンが綾香の肩に手をあてて降りてしまう。

えぇ?

『待って、乗りま―――』
振り向いて再び乗ろうとするももうエレベーターが1階に着いた事を示していて愕然とうなだれる。

『12時に終わるようプレゼンも時間指定したのはこの私…ランチしてから送ってあげるよ』
茶髪イケメンこと中川悠哉がウインクする。

『……ランチなんていりません、会社に帰ればお弁当がありますから』
肩に手をあてた相手を振りほどこうと大袈裟に離れようとする。

肩にあてられた手に力が入り中川がとある部屋に向けてわずか大股で5歩走りドアを開け綾香を押し込んだ。
よろめき床に膝をつき中川を睨む彼女。

やっと忘れかけた想いなのに…


『久しぶり、あいかわらず俺を虜にさせる責任とってもらおうか?』
彼は立ったままニヤッと笑い上から目線で綾香を見下ろす。

こないで…
こないでよぅ…
やっと忘れかけた想いなのに…

泣いていいのか笑っていいのかよくわからなくなる。
茶髪イケメンさんが中川悠哉ならひとつだけ年下なのによく人を振りまわす行動に出れるものねっ……
どういう手を使ったの?

『プレゼンなんて…立川側との企画なんて見下してるに違いないんだわ…あたしを来させる為に難くせつけて…連れてくれば企画はオッケーとでも言うのよね?』
目に涙をためて綾香は中川を見あげ言い放った。
これなら柳瀬部長があたしにイライラして文句を言ったのも頷けるから…

頭上で拍手する音が聞こえる。

『ふぅん、さすが頭のいい森部綾香さん』
ニヤッとまだ笑っている。

『だからあの席に立つ偉い人もあたしの名前をフルネームで言ったんだわ、あなたの根回しなの?』
違ったら相当相手に失礼だといえるセリフ。
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