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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第4章 混・乱・事変②
男性とは思えないキメの細かい肌に、子供の様なあどけない寝顔をしげしげと眺め、どうしてこんな事になっているのか改めて不思議に思った。
今日はフェスで完全燃焼して、フェス終了後はいつもの「反省会」をし、いつもの如くメンバー一人一人に檄を飛ばし、それから家で母とおでん鍋を囲む予定だったのが――フェスのステージを途中で下りる事になってしまい、初めて会った男(ひと)とキスをしてしまい――そして、何故かまたその男とこうして二人きりで居るなんて。
ステージを最後までやり遂げられなかった悔しさはあるが、それより今は目の前の堺に興味があった。
人に、しかも男性に興味を刺激されるなど初めてだった。
実の父と疎遠になってしまっている故に、父をこの男に重ねているのだろうか、とも思ったが、それも違うような気がする。

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