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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――

「み、美佳原さ……落ちついて」

「ほらっ!また呼び方が戻ってる!」

「だ……っ!さっきは気安く呼ぶなって……っ」

「今はその呼び方が気に食わないのよ!」

「そっそんな無茶苦茶なっ」

 

 しのは目を吊り上げ、怒りに任せて堺に向かって右の拳を振り上げるが、その拍子に持っていた脱いだ服が床に落ちて、再び魅力的な裸体が晒された。



「いやっ……」


 
 堺の目は釘付けになり、しのは服を拾い集めて胸に抱き座り込んだ。

 

「……っ」


 
 堺はドギマギしながら彼女にかける言葉を頭の中で必死に探すが、しのは彼の顔と身体を見て頬を真っ赤にする。


「ちょっと……そ……それは何なんですか!」

「へっ?」

「だからっ……」



 頬の赤い色を益々濃くするしのは顔を反らして口ごもり、彼の腹の下を指差した。

 キョトンとしていた堺だったが、しのの指差す先に自分の反り勃った獣があり、慌てて隠す。


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