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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「……堺さん」
しのが静かに語りかけると、堺は床を転がりながら「ひゃっ……ひゃいっ?なに?ひいいっ」とまた妙な声を上げる。しのは深く溜め息を吐くと、取って置きの可愛らしい声で言った。
「本当はお尻でも蹴っ飛ばしてあげたいの」
「ふうん………………へっ……えええっ!?」
「ついでに往復ビンタもね」
「ひいいっ?」
「背中にマジックで、バーカって書いてから外へ放り出してやりたいけど」
「し……しのちゃっ……?」
穏やかな口調と涼しげな表情とその恐ろしい台詞のギャップに堺は青くなる。
(まずい……これは本当に怒ってる……怒ってる?僕は何か激しく間違えたのかっ?)

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