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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「――痛っ……」
先程貫かれたばかりの身体の中心が強く痛み、しのは耐えきれず、堺から手を離し、彼の胸に倒れこんだ。
「ゲホッ……し、しの……」
堺が咳き込みながら、心配して背中を擦るが、しのに涙目で睨まれてビビる。
「――気安く呼ばないで!」
「ええっ……だ、だってさっきは」
名前で呼んで欲しい、と、蕩けそうな声で誘惑してきたくせに――と喉元まで出かけた言葉を呑み込み、堺はしのの涙を指で拭った。
「ごめん、本当にごめん、痛いよね……」
「――謝られるとか冗談じゃないわよ!」
しのはキレた様に叫び、彼の指を振り払った。

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