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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「私は……貴方に抱かれたくて抱かれたの!貴方はそうじゃないの?私を欲しくて……抱いたんじゃないの?」
しのは、激情に燃える瞳を堺に真っ直ぐ向けて、小さな拳を握り、彼の胸を叩いた。
「げほっ……しの……っ」
――彼女を誤解させてしまった。ただ、心配になったのだ。初めての彼女の身体を好きなように犯して快感に狂い、しかも避妊もしていない。彼女よりも一回り以上大人の自分が気遣ってやらなくてはならなかったのに……
だから、つい出てしまった言葉だった。だが、その言葉で彼女を傷つけてしまった……
堺は、誤解を解きたくて、何か言おうとするのだが、しのに胸を叩かれて咳き込み、上手く喋れない。
唇を震わせながら、離れようと身を起こすしのを堺は腕を伸ばして掴まえようとするが、突然腕と肩が吊ってしまい激痛に奇妙な叫びをあげる。
「ひいっいっいっへ――!」

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