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わたしの肢体
第1章 新本一花(13)
男の指がサナエの舌から離れる。
サナエの顔が険しく歪んでいる。
顔じゅう汗だらけだ。
だらりと垂れた舌の中央に、ニードルは貫通していた。
鋭利なステンレス針の先端は、蝋燭の炎に照らされ痛々しい光を薄暗い室内にきらきらと反射させていた。
「へへっ、似合うじゃ~ん」
男は嬉しそうに呟き、畳の上に放置していたスマートフォンを手を伸ばす。
途端にサチコは先ほどより激しく身体をくねらせる。
ひび割れて血が流れだした唇の端から涎を垂らしながら、必死の形相で目を見開き、首をぶんぶん振って羞恥心による抵抗を続ける。
ぼさぼさの髪がさらに乱れていく。
しかし抵抗虚しく、男はいかにも楽しそうにその様子を撮影する。
汚い歯を剥いて笑いながら、髭剃りあとの目立つ口元をだらしなく快楽に歪ませながら、何度も、何度も。
サナエの顔が険しく歪んでいる。
顔じゅう汗だらけだ。
だらりと垂れた舌の中央に、ニードルは貫通していた。
鋭利なステンレス針の先端は、蝋燭の炎に照らされ痛々しい光を薄暗い室内にきらきらと反射させていた。
「へへっ、似合うじゃ~ん」
男は嬉しそうに呟き、畳の上に放置していたスマートフォンを手を伸ばす。
途端にサチコは先ほどより激しく身体をくねらせる。
ひび割れて血が流れだした唇の端から涎を垂らしながら、必死の形相で目を見開き、首をぶんぶん振って羞恥心による抵抗を続ける。
ぼさぼさの髪がさらに乱れていく。
しかし抵抗虚しく、男はいかにも楽しそうにその様子を撮影する。
汚い歯を剥いて笑いながら、髭剃りあとの目立つ口元をだらしなく快楽に歪ませながら、何度も、何度も。

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