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LowとChaosの間…
第12章 とぐろを巻く妻
勇樹は壁を指差した。
そこには大きな古時計がかけられている。
屋敷の様々な物がなくなっていたが、時計は残したようだ。
この時計は金剛家の歴史を刻んできたのだ。
「考える時間を与える…次の鐘が鳴る前に答えるといい」
「もう5分もないじゃない!!」
「5分あれば、十分だろう。僕の妻というレッテルを貼るだけだ。悩むことはない、夜の営みも必要ないのだからな」
「あんたは最低の外道だわ」
「返事は時計からでも訊ける」
―-カチンッ
最初の一回が力強く動く。
「もう一度言うぞ。結婚と言っても、僕の妻と名乗るだけだ。別に僕の子を産む必要もない。性も金剛のままだ」
―-カチンッ
またしても針が動く。
魅春は腕を組んで悩んだ。
「こ、子供は欲しいわよ……」
「…あぁ僕の子でなくてもいいんだぞ。金剛の系譜に混血は必よ―-」
「だったらぁ!!!!」
魅春は大声を上げた。
さすがの大鬼である父も驚き、少しして母も書斎に「何事?」という顔で入ってきた。
そこには大きな古時計がかけられている。
屋敷の様々な物がなくなっていたが、時計は残したようだ。
この時計は金剛家の歴史を刻んできたのだ。
「考える時間を与える…次の鐘が鳴る前に答えるといい」
「もう5分もないじゃない!!」
「5分あれば、十分だろう。僕の妻というレッテルを貼るだけだ。悩むことはない、夜の営みも必要ないのだからな」
「あんたは最低の外道だわ」
「返事は時計からでも訊ける」
―-カチンッ
最初の一回が力強く動く。
「もう一度言うぞ。結婚と言っても、僕の妻と名乗るだけだ。別に僕の子を産む必要もない。性も金剛のままだ」
―-カチンッ
またしても針が動く。
魅春は腕を組んで悩んだ。
「こ、子供は欲しいわよ……」
「…あぁ僕の子でなくてもいいんだぞ。金剛の系譜に混血は必よ―-」
「だったらぁ!!!!」
魅春は大声を上げた。
さすがの大鬼である父も驚き、少しして母も書斎に「何事?」という顔で入ってきた。

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