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LowとChaosの間…
第12章 とぐろを巻く妻
「魅春」と背後で父の声が響く。
魅春は母との会話を中断し、父の元へ向かう。


「少しだけ、来てもらえるか」

2mを越える大柄の父も戦争で片足を失った。
松葉杖で支えながら、よろよろと台所までやってきた。

敗戦後も女の収入で食いたくないと、魅春とハーリーの拾ってきた薪を割って僅かな金を稼いでいた。


金剛バサラは天部のクシャトリアであった。
連合軍.参謀の毘沙門将の片腕として帝国側に猛威を振るったが、地雷にやられたのである。

先に書斎に戻った父に続いて魅春は書斎の前までやってきた。

父の容姿は魅春や母と違って、一見だけなら大きな人間である。
額にある2本の角も小さく、帽子や兜を被れば人間と区別は難しい。

「入りなさい」

父の声で魅春はドアを開けて中に入る。


「よう」

そして、一瞬 電撃を受けたような衝撃が身体を駆け巡る。

「ふんっ……」

父の書斎に勇樹がいたのだ。
壁に寄りかかり、腕を組んでいる。

コートは壁にかけられ、弾帯は軍服に巻き直してある。

そして彼の体からは赤い瘴気のようなものが漂っている。
帯刀している[妖刀/無双正宗]が放つ邪悪なオーラだ。

かつては、毘沙門将が愛用していた刀でもある。

40を迎える勇樹が20代後半のような若々しさを維持しているのは、妖刀が使用者に強靭な体を与えようとする妖力の呪いによるものだが、勇気自身の潜在能力とも重なって恐ろしい魔力を秘めている。


その男の目には危険な輝きが…


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