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LowとChaosの間…
第22章 勇者vs英雄
勇樹は二川を人質に屋敷を出た。
討伐隊に包囲された中を歩み、進む。
討伐隊の警官たちは動揺した面持ちでイヴァリス製の大型の盾を前面に構え、盾には見合わない細いサーベルを勇樹に向ける。
そしてその先に、紋章の盾を構える仁王立ちした勇者の姿があった。
魔王と名乗る紅蓮を倒し、皇女と帝都を救った誰もが認める英雄王。
勇者は敵を見据える鋭い表情で勇樹を睥睨する。
「紫苑誠ぉぉぉ!!」
勇樹は紫苑に叫んだ。
「金剛勇樹!貴様は生かしておけば危険な男だ。ここで成敗してくれよう」
鞘を兼ねる紋章の盾から聖剣を抜き放った。太陽の木漏れ日に反射したする聖剣はそれだけで正義を主張する光を帯びる。
「二川公爵をヤツの手から解放しろ。かかれぇっ!」
紫苑が勇樹に剣先を向けると一斉に武装する警官たちが勇樹に向かって行く。
勇樹は二川を討伐隊から遠ざけるように後方に投げ払った。待っていたかのように二川が引き連れていた陸軍の軍人たちが彼の元へ走り出す。
「うぉぉぉぉっ!!」
野獣のような咆哮を上げ、勇樹は殺到する警官隊をなぎ倒した。主の激情に応えるように無双正宗はも苛烈な斬撃で紫苑誠までの血路を開く。
前にも後ろにも警官がいる。勇樹は斬り倒し、蹴り飛ばし、勇者をめざす。幾度もサーベルで斬りつけられ、その全身と剣先はいつしか血塗れになっていた。
それでも、討伐隊の進軍を止め、勇者から妖魔を守る為。
妻を思う勇樹の気持ちが肉体に限界を越えた力を与えたのかもしれない。
討伐隊に包囲された中を歩み、進む。
討伐隊の警官たちは動揺した面持ちでイヴァリス製の大型の盾を前面に構え、盾には見合わない細いサーベルを勇樹に向ける。
そしてその先に、紋章の盾を構える仁王立ちした勇者の姿があった。
魔王と名乗る紅蓮を倒し、皇女と帝都を救った誰もが認める英雄王。
勇者は敵を見据える鋭い表情で勇樹を睥睨する。
「紫苑誠ぉぉぉ!!」
勇樹は紫苑に叫んだ。
「金剛勇樹!貴様は生かしておけば危険な男だ。ここで成敗してくれよう」
鞘を兼ねる紋章の盾から聖剣を抜き放った。太陽の木漏れ日に反射したする聖剣はそれだけで正義を主張する光を帯びる。
「二川公爵をヤツの手から解放しろ。かかれぇっ!」
紫苑が勇樹に剣先を向けると一斉に武装する警官たちが勇樹に向かって行く。
勇樹は二川を討伐隊から遠ざけるように後方に投げ払った。待っていたかのように二川が引き連れていた陸軍の軍人たちが彼の元へ走り出す。
「うぉぉぉぉっ!!」
野獣のような咆哮を上げ、勇樹は殺到する警官隊をなぎ倒した。主の激情に応えるように無双正宗はも苛烈な斬撃で紫苑誠までの血路を開く。
前にも後ろにも警官がいる。勇樹は斬り倒し、蹴り飛ばし、勇者をめざす。幾度もサーベルで斬りつけられ、その全身と剣先はいつしか血塗れになっていた。
それでも、討伐隊の進軍を止め、勇者から妖魔を守る為。
妻を思う勇樹の気持ちが肉体に限界を越えた力を与えたのかもしれない。

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