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LowとChaosの間…
第22章 勇者vs英雄
「なるほど……聖剣の勇者と呼ばれるだけあって、大した鼻息ですね」
勇樹の言葉と同時に紫苑は手をあげた。側近が勇樹に物言いをする前に止めたのだ。
「紫苑誠。自らの国の繁栄だけに心を捉われて外の国と考えが合わなければ敵とみなす。それが勇者なのであれば、魔王と変わりがありませんな」
両者は互いの制空権に入った。
「貴公はイヴァリスに行ったことはおありかな?」
「あいにく、そんな暇はありません」
「そうだろうな。イヴァリスには大八島では考えられない強大な妖魔が数多く存在する。人間には無力だ。大和の鬼を超える食人鬼オーガが村々を襲い、エルフの魔法の前では人間は神にすがるしかない。ゴブリンやコボルトは集団で集まれば略奪、人は大量に殺戮され、子供は連れ去られ、女はひとり残らず犯しつくされる。妖魔の人間狩りはハンパじゃない!それに恐れを抱かず駆逐する者こそ勇者だ!
紅蓮のしたことは大八島を……いや、ガイアにおいて歴史に刻まれるであろう。剣と銃の過渡期、砲身を集落に向け、無差別に焼き尽くす。さらには火力で持って脅し、要求する。第二の紅蓮という癌が再発しない為にも完全に妖魔は潰し尽くすことこそが正義ではないか!?」
紫苑はここまで言うと、一歩下がって掌で額の汗を拭った。そして自分の静めるように口をつぐむ。
だが―-
「その行為を一番最初に指示したのは陛下だそうですね?」
「どういうことだ?」
「阿久津准将を拘束したのは憲兵の私です」
「な、なんだと……」
「ジャスティスの諸元は反乱で使用されたとおり、1隻で天津政府を沈黙させる力を有している。デモンストレーションの為にあなたは―-」
勇樹の語りを制するように紫苑は聖剣に手をかけ構えた。
「……金剛勇樹…家で待機していろ。貴公の奥方を交えてもう一度説得に伺う」
そう言うと紫苑はその場を後にした。
勇樹の言葉と同時に紫苑は手をあげた。側近が勇樹に物言いをする前に止めたのだ。
「紫苑誠。自らの国の繁栄だけに心を捉われて外の国と考えが合わなければ敵とみなす。それが勇者なのであれば、魔王と変わりがありませんな」
両者は互いの制空権に入った。
「貴公はイヴァリスに行ったことはおありかな?」
「あいにく、そんな暇はありません」
「そうだろうな。イヴァリスには大八島では考えられない強大な妖魔が数多く存在する。人間には無力だ。大和の鬼を超える食人鬼オーガが村々を襲い、エルフの魔法の前では人間は神にすがるしかない。ゴブリンやコボルトは集団で集まれば略奪、人は大量に殺戮され、子供は連れ去られ、女はひとり残らず犯しつくされる。妖魔の人間狩りはハンパじゃない!それに恐れを抱かず駆逐する者こそ勇者だ!
紅蓮のしたことは大八島を……いや、ガイアにおいて歴史に刻まれるであろう。剣と銃の過渡期、砲身を集落に向け、無差別に焼き尽くす。さらには火力で持って脅し、要求する。第二の紅蓮という癌が再発しない為にも完全に妖魔は潰し尽くすことこそが正義ではないか!?」
紫苑はここまで言うと、一歩下がって掌で額の汗を拭った。そして自分の静めるように口をつぐむ。
だが―-
「その行為を一番最初に指示したのは陛下だそうですね?」
「どういうことだ?」
「阿久津准将を拘束したのは憲兵の私です」
「な、なんだと……」
「ジャスティスの諸元は反乱で使用されたとおり、1隻で天津政府を沈黙させる力を有している。デモンストレーションの為にあなたは―-」
勇樹の語りを制するように紫苑は聖剣に手をかけ構えた。
「……金剛勇樹…家で待機していろ。貴公の奥方を交えてもう一度説得に伺う」
そう言うと紫苑はその場を後にした。

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