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LowとChaosの間…
第22章 勇者vs英雄
-天部/鎮守府-
薄暗い部屋の中で、二人の男が向かいあっていた。
共に立ったまま相手の顔を見つめている。その間には大きな机がある。
紫苑誠と金剛勇樹である。紅蓮の反乱からお互いに皇帝と陸軍大佐という立場は大きく変わっていた。
お互いに詰襟の制服を着ているが白と黒でその存在を強調していた。

二人は面識がある。紫苑は勇樹に会うなり簡潔に用件を語った。
「私の配下になれ」と。
それ以後、沈黙が続いている。
勇樹のことを事前に調べていた紫苑は驚愕した事実を多々突きつけられた。彼が既に四十路であるということ。一兵卒で士官学校を卒業していないこと。過去に妖魔の奴隷であったことなど。南北戦争で毘沙門将を討ち取っていること。魔人を妻に娶っていること。追求すれば底が見えないほどたくさんの謎があった。
「繰りかえすが、私には貴公の力が必要なのだ。妖魔との決着がつき、国内を制圧した我々の課題は大八島の繁栄と天津人を永続にある」
紫苑誠は正義感責任感ともに強い男である。人類はガイアに寄生し、その生命力を徐々に奪う。ガイアは人類に対し、病魔、天候等で数の減らしにかかるであろう。過去に大八島を襲った氷河期は大飢饉を起こし飢饉からの回避の為、人は争い奪い合った。大地母神イザナミが起こしたという唱える者もいれば、イザナミによって氷河期は去ったという者もいる。
だが、現実に迫りくる大国ロージアとの戦いは免れない。ロージアはガイア至上主義で神の存在を否定している。
国内の反乱分子を掃討し、彼を仲間に引き入れることは他の爵位に対する牽制にもなるのだ。

「……私はこの国の最高責任者である二川閣下に一方ならぬ恩義を与っております」
紫苑の言葉対して、勇樹は淡々と返した。
「貴公ほどの男が二川に庇護された待遇で一生を終える気か?」
「陛下であろうがこの国の害になる者を排除するのが私の役目です」
勇樹は紫苑に近づく、紫苑の側近であるSPが勇樹を囲むように陣形をとるが紫苑はそれを手で制した。
「陛下は海軍の出身でジャスティスに乗艦されていたそうですね……。イヴァリスでの武勇伝も聞きました。万人が認める勇者様であられる」
「そうだ。機会があれば紅蓮だけでなく、毘沙門将も私が屠っていただろう」
主戦場には出向けなかった。それを紫苑は悔やんでいたのだ。


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