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LowとChaosの間…
第22章 勇者vs英雄
勇樹は背嚢に手榴弾から弾薬を詰め込み、小銃を持って家に戻った。彼には、自身の愛馬がいるが軍用トラックに愛馬を積み自ら運転して家路に着いた。既に紫苑の手の者が家を強襲すると思ったからだ。
-金剛家-
自宅は静まりかえっていたが、無双正宗の放つオーラで推測はついた。愛刀は妖刀であり、心で会話ができる。
『中に賊がいる……』
勇樹は拳銃を構え、ゆっくりと扉を開ける。
―-ダンダンダンッ!!
扉を開けるなり、すぐに引き金を引いた。
「きゃぁぁ!!」
魅春が悲鳴をあげ倒れた。
小刻みに震える傍らには外来種の妖魔ダークエルフが転がる。
「魅春ッ!! 大丈夫か?」
「勇樹!」
魅春は勇樹に抱きついてくる。
彼女は妊娠し、少しだけお腹も大きくなった。
「この黒いのが突然……」
「母上と父上は?」
「大丈夫、台所にいる……いきなり、あの黒い男が……」
「落ち着け。僕が戻ってきたからにはもう安全だ」
-*-
台所に一家全員が集まった。
母は怪我をしている様子はない。父は相当殴られたのであろう体中が痣だらけになっている。
―-パリィィン
勇樹は台所のテーブルの上にあった食器をすべて床に薙ぎ落とした。そして持ち込んだ背嚢を載せると次々に弾薬を取り出した。
「父上、魅春と母上を頼みます。今のうちに裏の山からお逃げください。そして天部の妖魔たちは秘境へ入るよう話すのです」
勇樹は黙々と作業をしながら言う。満身創痍の父にそのくらいで母の肩をかりるなといった冷たい表情であった。
「あなたを置いて逃げろっていうの?」
魅春は泣きながら勇樹にすがった。
「そうだ。
ここに英雄王と呼ばれる天津皇帝紫苑誠が親衛隊を率いてやってくるのは時間の問題だ。狙いは僕だ。ヤツは大八島の統一に目が眩んでいる。その第一歩は妖魔の掃討であり、敵対勢力の内務卿派の要であるこの鎮守府を制圧することにある」
「なんで皇帝が自軍の拠点を叩くマネすんのよ!?」
「自軍が自分の敵だからさ」
勇樹は横たわる異国の魔人の姿を見る。イヴァリスにある闇の森の住人ダークエルフは紫苑家の掃除屋である。
-金剛家-
自宅は静まりかえっていたが、無双正宗の放つオーラで推測はついた。愛刀は妖刀であり、心で会話ができる。
『中に賊がいる……』
勇樹は拳銃を構え、ゆっくりと扉を開ける。
―-ダンダンダンッ!!
扉を開けるなり、すぐに引き金を引いた。
「きゃぁぁ!!」
魅春が悲鳴をあげ倒れた。
小刻みに震える傍らには外来種の妖魔ダークエルフが転がる。
「魅春ッ!! 大丈夫か?」
「勇樹!」
魅春は勇樹に抱きついてくる。
彼女は妊娠し、少しだけお腹も大きくなった。
「この黒いのが突然……」
「母上と父上は?」
「大丈夫、台所にいる……いきなり、あの黒い男が……」
「落ち着け。僕が戻ってきたからにはもう安全だ」
-*-
台所に一家全員が集まった。
母は怪我をしている様子はない。父は相当殴られたのであろう体中が痣だらけになっている。
―-パリィィン
勇樹は台所のテーブルの上にあった食器をすべて床に薙ぎ落とした。そして持ち込んだ背嚢を載せると次々に弾薬を取り出した。
「父上、魅春と母上を頼みます。今のうちに裏の山からお逃げください。そして天部の妖魔たちは秘境へ入るよう話すのです」
勇樹は黙々と作業をしながら言う。満身創痍の父にそのくらいで母の肩をかりるなといった冷たい表情であった。
「あなたを置いて逃げろっていうの?」
魅春は泣きながら勇樹にすがった。
「そうだ。
ここに英雄王と呼ばれる天津皇帝紫苑誠が親衛隊を率いてやってくるのは時間の問題だ。狙いは僕だ。ヤツは大八島の統一に目が眩んでいる。その第一歩は妖魔の掃討であり、敵対勢力の内務卿派の要であるこの鎮守府を制圧することにある」
「なんで皇帝が自軍の拠点を叩くマネすんのよ!?」
「自軍が自分の敵だからさ」
勇樹は横たわる異国の魔人の姿を見る。イヴァリスにある闇の森の住人ダークエルフは紫苑家の掃除屋である。

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