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LowとChaosの間…
第21章 勇者vs魔王
帝都に突きつけられた砲身。
ジャスティス甲板では帝都に放たれる戦火をめぐり激しい戦いが繰り広げられていた。
紅蓮の炎刃を払い、牙鳥の刺突を防ぎ、隼人の矢を避ける。
牙鳥は隼人と同じく有翼種である。艦上の様々な構造物を足場に上下左右に飛び、隼人は背中の巨大な翼で重力を無視した凄まじい攻撃で勇樹を翻弄した。
隼人の放つ矢は自身の風力によって軌道を変える。勇樹が距離をとっても誘導弾のように追いかけてくる。
矢と妖刀が交叉する瞬間、疾風をまとって隼人が急降下してくる。猛禽な空の王者は脚の鉤爪を勇樹の肩口を食い込ませると腰の刀を抜き放つ。
勇樹は血を滲ませながらも隼人の脚を掴み甲板へ叩き落した。
「がはっ」
まともに背中を打った。隼人に関しては姑獲鳥らと同様に身に纏う甲冑類は少ない。
無双正宗を振りかぶる。ここで追い討ちを仕掛ければ倒せるのだが―-
「隼人ッ立て!」
紅蓮が隼人を無造作に掴むと隼人は補助を得、四肢に力を入れて立ち上がる。
間髪いれず、牙鳥の槍が隼人を襲う無双正宗を弾く。
―-この三人が相手では不味いな
「死ねや!」
―-考える暇もない!
牙鳥が槍を突きたてる。それにあわせて勇樹は弾帯から小銃の銃剣を抜き放ち牙鳥に突き込んだ。槍をくぐって懐に入った勇樹の銃剣は牙鳥の左肩に突き刺ささり血が迸る。その刺し込んだ銃剣は回収しないまま手を離す。
「なにぃ!?」
さらに、勇樹は牙鳥の槍の柄を掴んだ。
「バ、バカな!?」
牙鳥は魔人である。魔人が人間に力負けすることはない。
だが、目の前の人間はそれをやってのけ片手で妖刀を牙鳥に振りかざした。
「落ちろ!」
「シャアァァァァ!」
蛇のような咆哮をあげ、紅蓮が迦具土から炎を飛ばす。その炎刃は円月輪となり勇樹を襲った。
とっさに顔をそむけたがかわしきれず、頬に赤い線が走った。
「くっ」
どうしても倒せない。連携が完璧である。それに二人は紅蓮と同等の手だれである。
「紅蓮……とか言ったな」
「なんだと?」
「もう、内輪で戦っている場合じゃないぞ」
紅蓮、牙鳥、再び飛翔する隼人。
「はっはっはっ。この人間野郎……何を言い出すかと思えば、内輪だと?」
紅蓮が応じた。
「俺たちにとっちゃあ、この国の戦争なんて関係ねぇんだよ!」
牙鳥が叫ぶ。
「家族を守る!それだけだろうがぁ!」
隼人が激高した。
ジャスティス甲板では帝都に放たれる戦火をめぐり激しい戦いが繰り広げられていた。
紅蓮の炎刃を払い、牙鳥の刺突を防ぎ、隼人の矢を避ける。
牙鳥は隼人と同じく有翼種である。艦上の様々な構造物を足場に上下左右に飛び、隼人は背中の巨大な翼で重力を無視した凄まじい攻撃で勇樹を翻弄した。
隼人の放つ矢は自身の風力によって軌道を変える。勇樹が距離をとっても誘導弾のように追いかけてくる。
矢と妖刀が交叉する瞬間、疾風をまとって隼人が急降下してくる。猛禽な空の王者は脚の鉤爪を勇樹の肩口を食い込ませると腰の刀を抜き放つ。
勇樹は血を滲ませながらも隼人の脚を掴み甲板へ叩き落した。
「がはっ」
まともに背中を打った。隼人に関しては姑獲鳥らと同様に身に纏う甲冑類は少ない。
無双正宗を振りかぶる。ここで追い討ちを仕掛ければ倒せるのだが―-
「隼人ッ立て!」
紅蓮が隼人を無造作に掴むと隼人は補助を得、四肢に力を入れて立ち上がる。
間髪いれず、牙鳥の槍が隼人を襲う無双正宗を弾く。
―-この三人が相手では不味いな
「死ねや!」
―-考える暇もない!
牙鳥が槍を突きたてる。それにあわせて勇樹は弾帯から小銃の銃剣を抜き放ち牙鳥に突き込んだ。槍をくぐって懐に入った勇樹の銃剣は牙鳥の左肩に突き刺ささり血が迸る。その刺し込んだ銃剣は回収しないまま手を離す。
「なにぃ!?」
さらに、勇樹は牙鳥の槍の柄を掴んだ。
「バ、バカな!?」
牙鳥は魔人である。魔人が人間に力負けすることはない。
だが、目の前の人間はそれをやってのけ片手で妖刀を牙鳥に振りかざした。
「落ちろ!」
「シャアァァァァ!」
蛇のような咆哮をあげ、紅蓮が迦具土から炎を飛ばす。その炎刃は円月輪となり勇樹を襲った。
とっさに顔をそむけたがかわしきれず、頬に赤い線が走った。
「くっ」
どうしても倒せない。連携が完璧である。それに二人は紅蓮と同等の手だれである。
「紅蓮……とか言ったな」
「なんだと?」
「もう、内輪で戦っている場合じゃないぞ」
紅蓮、牙鳥、再び飛翔する隼人。
「はっはっはっ。この人間野郎……何を言い出すかと思えば、内輪だと?」
紅蓮が応じた。
「俺たちにとっちゃあ、この国の戦争なんて関係ねぇんだよ!」
牙鳥が叫ぶ。
「家族を守る!それだけだろうがぁ!」
隼人が激高した。

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