この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
LowとChaosの間…
第4章 英雄の条件
「悪を倒し、正義ある戦いに身を投じたいのです。死は覚悟の上でございます!」
紫苑は、力を込めて訴えた。
「正義ある戦いだと?」
カーディスは紫苑の言葉を強い調子で答えた。
「戦いに正義などありません。敵も家族を守るために戦うのですから…例え邪悪なドラゴンであってもね…」
高司祭の女性は、カーディスの言葉をさえぎって紫苑を否定した。
カーディスの怒号を察したからだ。
だが、紫苑は背筋を伸ばし格式ばった口調で続ける。
「戦いに善も悪もない…しかし、私は正しいと信じています。この魔竜討伐と…竜騎士ベイクなる裏切り者を倒すことを!」
紫苑は腰に帯びたサーベルを引き抜いた。
そしてカーディスに剣を捧げるようにその場に膝まづく。
「この戦いで聖騎士団の肉の盾として私をお使いください!」
剣聖カーディスの部隊に従軍できただけでも十分、祖国の土産話になる。
部隊と過ごした日々は彼の魂を聖騎士に変えていた。
「貴公の祖国にはドラゴンはおるまいに…。これまでの魔獣どもとは比べものにならん強さだぞ…本当にいいのだな?」
「はっ!」
そう言うとカーディスは彼の剣を受け取り、イヴァリス聖王国が信仰する女神アテネステレスの印を切って紫苑に剣を返す。
そして、紫苑を含めた一行は、洞窟へ進軍する。
洞窟内は要所要所に光が差し込み、火口から吹き上がる溶岩と熱気は周囲を照らす。
紫苑は、力を込めて訴えた。
「正義ある戦いだと?」
カーディスは紫苑の言葉を強い調子で答えた。
「戦いに正義などありません。敵も家族を守るために戦うのですから…例え邪悪なドラゴンであってもね…」
高司祭の女性は、カーディスの言葉をさえぎって紫苑を否定した。
カーディスの怒号を察したからだ。
だが、紫苑は背筋を伸ばし格式ばった口調で続ける。
「戦いに善も悪もない…しかし、私は正しいと信じています。この魔竜討伐と…竜騎士ベイクなる裏切り者を倒すことを!」
紫苑は腰に帯びたサーベルを引き抜いた。
そしてカーディスに剣を捧げるようにその場に膝まづく。
「この戦いで聖騎士団の肉の盾として私をお使いください!」
剣聖カーディスの部隊に従軍できただけでも十分、祖国の土産話になる。
部隊と過ごした日々は彼の魂を聖騎士に変えていた。
「貴公の祖国にはドラゴンはおるまいに…。これまでの魔獣どもとは比べものにならん強さだぞ…本当にいいのだな?」
「はっ!」
そう言うとカーディスは彼の剣を受け取り、イヴァリス聖王国が信仰する女神アテネステレスの印を切って紫苑に剣を返す。
そして、紫苑を含めた一行は、洞窟へ進軍する。
洞窟内は要所要所に光が差し込み、火口から吹き上がる溶岩と熱気は周囲を照らす。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


