この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
LowとChaosの間…
第21章 勇者vs魔王
-甲板-
「手ぇ出すな!!」
紅蓮は手で仲間を制する。甲冑の隙間からボタボタと血を垂らしながら紅蓮は立ちあがった。
「俺が死んだら……コイツに女を返してやれ…。隼人!」
「紅生っ」
今にも紫苑に斬りかからんと隼人は紫苑に構えている。そこに支従の関係はない。かつての親友の隼人に戻っていた。
「指揮は、お前がとれ!」
「はっ!」
「牙鳥!」
「お、おぅ」
「……麒麟のこと頼むな」
「お前!」
「隼人、ゲイボルグを帝都に放て!」
紫苑が間合いを詰めた。
「撃たせはしない!!」
慌しく、甲板の魔人兵が動き始めた。
紫苑は紅蓮から、発射装置に向かう魔人に目を向けるが。
「何処を見ている!!」
紫苑の聖剣と、紅蓮の迦具土が再び激突する。
聖剣の光と迦具土の炎の火花が飛び散った。
「強ぇぇ!! だが、盾に頼るようでは俺には勝てねぇ」
「ぐぅぅ、撃たせるものか!」
紅蓮は、体の奥から灼熱する力が湧き上がってくるのを感じた。
―-いよいよ死神が迎えに来たか。
紅蓮の魔人のほとんどが毒と大火傷を負っている。その後遺症は体の芯に炎の死神が住み着く。
炎の死神よ。その灼熱の怒りを俺に与えよ。愛する者を守るため、俺の命と引き換えに戦うための勇気を―-
紅蓮の放った一撃は紫苑を紋章の盾ごと吹き飛ばした。
「ぐぉぉ」
「はぁはぁはぁ……なめんじゃねぇ」
隼人にまかせて俺はこの男を倒す。
紅蓮は炎剣を豪快に振り斬った。円形の炎の塊が放たれ、炎刃となって体制を崩す紫苑に向かっていく。
(まるで炎の黒魔術だな)
紋章の盾で凌ぐ、これほどの男が大八島にいるなら、諸外国と十分な戦いができると苦悩した。
―-ダンッダンッダン!
突然、銃声が聞こえ、振り向くと陸軍の将校が甲板に駆け上がり、正確な射撃で弓を構える妖魔、空を飛び交う有翼妖魔を撃ち落す。
「手ぇ出すな!!」
紅蓮は手で仲間を制する。甲冑の隙間からボタボタと血を垂らしながら紅蓮は立ちあがった。
「俺が死んだら……コイツに女を返してやれ…。隼人!」
「紅生っ」
今にも紫苑に斬りかからんと隼人は紫苑に構えている。そこに支従の関係はない。かつての親友の隼人に戻っていた。
「指揮は、お前がとれ!」
「はっ!」
「牙鳥!」
「お、おぅ」
「……麒麟のこと頼むな」
「お前!」
「隼人、ゲイボルグを帝都に放て!」
紫苑が間合いを詰めた。
「撃たせはしない!!」
慌しく、甲板の魔人兵が動き始めた。
紫苑は紅蓮から、発射装置に向かう魔人に目を向けるが。
「何処を見ている!!」
紫苑の聖剣と、紅蓮の迦具土が再び激突する。
聖剣の光と迦具土の炎の火花が飛び散った。
「強ぇぇ!! だが、盾に頼るようでは俺には勝てねぇ」
「ぐぅぅ、撃たせるものか!」
紅蓮は、体の奥から灼熱する力が湧き上がってくるのを感じた。
―-いよいよ死神が迎えに来たか。
紅蓮の魔人のほとんどが毒と大火傷を負っている。その後遺症は体の芯に炎の死神が住み着く。
炎の死神よ。その灼熱の怒りを俺に与えよ。愛する者を守るため、俺の命と引き換えに戦うための勇気を―-
紅蓮の放った一撃は紫苑を紋章の盾ごと吹き飛ばした。
「ぐぉぉ」
「はぁはぁはぁ……なめんじゃねぇ」
隼人にまかせて俺はこの男を倒す。
紅蓮は炎剣を豪快に振り斬った。円形の炎の塊が放たれ、炎刃となって体制を崩す紫苑に向かっていく。
(まるで炎の黒魔術だな)
紋章の盾で凌ぐ、これほどの男が大八島にいるなら、諸外国と十分な戦いができると苦悩した。
―-ダンッダンッダン!
突然、銃声が聞こえ、振り向くと陸軍の将校が甲板に駆け上がり、正確な射撃で弓を構える妖魔、空を飛び交う有翼妖魔を撃ち落す。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


