この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
LowとChaosの間…
第21章 勇者vs魔王
-船室-
―-はっ
「紅生!」
麒麟は立ち上がった。
胸が痛む。
また、胸を押さえて、うずくまりそうになる。
何とも言えぬ不快感。甲板で愛する夫が死ぬ気で戦っていると思うと気が気でなくなる。次に夫を見た時。屍であったらと息が詰まった。

「あの……」
雪香は麒麟に心配するような眼差しを向けた。
敵である彼女は本当に敵なのであろうか。こんな優しい敵は認めたくない。

麒麟は雪香に「心配しないで」と小さく呟き立ち上がった。
(私は侍の妻だ)
決心した。こんなところで蹲っているのは―-
(紅生がどうしようと、それに着いて行くと誓ったんだ。世継ぎを残せない私を愛してくれた。顔が爛れ、視界が淀んでもいい。彼は生きていてくれた)
紅生の最後の生き様をこの目に焼き付けよう。
それが侍の妻である私の本懐。

「……あなたは好きにしなさい。私は……私の死す場所は最初からあそこしかない」
麒麟は船室を出て行った。

「…………神のご加護を」
雪香は両手を組んで神に祈った。


/186ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ