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LowとChaosの間…
第21章 勇者vs魔王
―-父上
―-母上
―-麒麟……
「紅蓮の民よ! 俺に力を貸してくれぇぇぇぇ!!」
迦具土の柄の左右から炎が迸った。双刃の剣。これが迦具土の本当の力である。
純粋に愛する人と仲間のために握る。

(紅蓮……!? まさか鞍馬家の……?)
紫苑はイヴァリスで魔法の炎剣を見たことがある。
だが、迦具土は何かが違う。
「相手にとって不足はない……」

ボォォォォォ!!
迦具土は大和全妖魔の魂を燃やすかのごとく炎を放出する。
「妖魔の自治権……俺が守ってみせる!!」
その言葉を最後に紅蓮は紫苑に向かって走り出した。

「魔物に自治権は与えない!! 滅ぼしてやる!完膚なきまでにな!」
紫苑も走った。

僅かな間合いは一瞬にして詰まり、聖剣と炎剣が初めて激突する。
上段から中段、そして上段とへとコンマの刹那の間に数合を斬り結び、最後はガッと鍔迫り合う。それを紋章の盾で殴るように払って紫苑は飛び退いた。

―-やる!
―-伊達じゃねぇ!

「……お前の実力もさることながら、その剣もたいしたもんだ」
紅蓮は紫苑の聖剣を見やる。
「我が聖剣受ければ両断され、魔法剣でも刃こぼれし朽ちるのだがな」
(まさか……受け剣されるとは……ならば……)
紫苑は聖剣奥義の構えを見せた。聖騎士が最初に覚える聖剣奥義の基本中の基本。

「イヴァリス聖剣奥義!」
―-高速斬!!
言いつつ、紫苑は紅蓮の懐に飛び込む。聖剣と紋章の盾で殴るような剣戟を何度も何度も突き出した。
だが、迦具土の炎は主を守るように拡散し連続で叩き込まれる高速斬を弾き返す。
刹那に赤い閃光が袈裟斬りの形で残光を残し紫苑に落下した。
盾で受け止めるが、拡散する炎の熱にたじろぎ次の一撃が出せない。

―-マズい!!
(紅蓮だけなら倒せるかも知れないが、黄泉軍から帝都と雪香を守ることができない!!)
紋章の盾は全ての魔力を弾く対魔法の盾だ。迦具土は刃というより高温で敵を焼き斬る。紋章の盾にとって都合のよい武器ではあったが。

「うらぁぁ!!」
盾ごと身体を紅蓮に蹴られ、体勢を崩す。
だが、その間合いは―-
―-なっ!?
―-イヴァリス聖剣奥義!
剣先を下ろす。
「地竜斬!!」
地から救い上げるような一撃。竜が大地から天を目指す。
「ぬあぁぁぁ!!」
「「紅生様!!」」
その威力で紅蓮の体は宙に飛んだ。
甲冑が砕け、鮮血が噴出した。
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