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LowとChaosの間…
第21章 勇者vs魔王
勇者と魔王の決戦は戦闘艦ジャスティスの甲板で行われる。
勇者が魔王のもとにたどり着くまでに何千人ものの警察官や兵士、そして妖魔が命を落とす。

「お前が魔王……紅蓮か?」
聖剣と紋章の盾を構えた勇者が魔王を睥睨する。
聖剣は主の意思、目の前の敵を前に刃の光を増す。
(既に死人のようだ)と紫苑は思った。朽ち果てようとする痛んだ兜と面に鍬形の角は折れている。隙間から見える顔は黒く焦げていて痛々しい。
(こんな男が魔王だと言うのか?)

「これはこれは御使者殿…紫苑誠海軍大佐でしたな。我が戦闘艦“混沌”にようこそ」
紅蓮は怒りを押し殺し、慇懃に言い放った。

―-!!
以前出会ったと言うのか?
「よくも、海軍基地を破壊し、多くの将兵、警官を虐殺したな。その罪、お前には地獄すら生ぬるい!」

「周りを見ろ……お前以外全滅だぜ。一人で何ができる?」
甲板には紫苑しかいない。
そして、バリスタの先には……全滅した警官隊の死体が散乱していた。
「……お前らのようなモンスターは地獄に落ちろ」
剣先を紅蓮に向ける。紅蓮の表情は変わらないが牙鳥と隼人それぞれの獲物を片手に紫苑を睨みつけた。

「どのみち、俺たちの勝ちだ! 妖魔が解放されれば我々の目的は達成されたと言ってもいい」
隼人が言い放つ。

「黙れ!下郎!」
紫苑は野獣のような咆哮を上げ、顔はみるみる強張っていく。
魔人のなかでは唯一負傷の少ない隼人を見て激高した。満身創痍の一同が一体化していることに腹が立った。
紫苑は紅蓮に対し、聖剣を正眼に構えた。
「雪香は?」
聖剣から白い瘴気のようなものが漂う。彼らの目的が妖魔解放であれば、紫苑も愛する皇女の救出が目的である。
「なんだとぉ?」
牙鳥が不可解な表情を見せる。
「皇女はどうした?」
「……どっかの船室にいる。俺らは女は殺さねぇ」
答えたのは紅蓮。

「魔王紅蓮……そして卑怯で汚らしいバケモノどもめ。この聖剣ジャスティスブレードの正義の刃、受けてみよ!」

「ふふふ、紫苑誠……あんたとは戦ってみたかったよ! 魔王紅蓮参る」
紅蓮は迦具土に力を込めた。

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