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LowとChaosの間…
第19章 紅蓮と雪香
「皇女と内務卿が乗っている船を砲弾で狙うことは絶対にない。それに軍を動かすことができるのは兵務卿でなく内務卿であり、ジャスティスの主砲と二つの発射管が故障していてもカタパルトとバリスタだけで、歩兵隊や騎馬隊は余裕で殲滅できる。要するにジャスティスを沈める方法は陸軍が自走砲を用意しなければならないが、天津の超重要人物が乗っていては自走砲は使わないし、ミョルニルどころか、ゲイボルグでも帝都は破壊できる!

この戦闘艦ひとつで海軍を失った帝国軍に勝ち目はないんだ」

「……じゃあ、姫に天津の独立を認めさせた後―-」

「宣言させ、長期戦になるが天津の妖魔を樹海に逃がすまで皇女と内務卿は人質だ。もしくはこのまま、こう着状態でも妖魔の解放はできる」

「……では、妖魔の解放後、姫には乗艦してもらう。で、いいんだな?」

「ひ……姫が…雪香様が……」

「なんだ?思ったまま言えよ」

「姫が死ぬ覚悟でないならば、妖魔は独立できる……ロージアが来るまでは、間違いなく安泰だろう」

「覚悟があるとどーなる?」

「大勢の死人がでて、戦いの後にジャスティスは沈む」

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