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LowとChaosの間…
第19章 紅蓮と雪香
「妖魔は解放だ! 金はある!紫苑大蔵卿殿のふところにな!!」

会議室に兵務卿二川が勇樹を伴って入ってきた。


「二川! ジャスティスの始末、どうつける気だ!?」

大蔵卿は兵務卿に詰め寄った。


「それは阿久津准将と小澤内務卿殿が、ご存知なのでは?」

兵務卿は内務卿を指差した。


「ぐぐぅぅ!! 二川ぁ!」

内務卿は怒りの形相で兵務卿を睨んだ。


「何のことだ?」

行部卿が阿久津と紫苑を見た。


「ジャスティスの艦長は内務卿殿のご子息であられる」

兵務卿は、小さく笑いながら言う。


「なんで、そんな人事可能なんだ?」

行部卿は兵務卿に尋ねた。


「阿久津が侯爵の犬だからだよ。大事な戦闘艦を息子の玩具にしたのさ。しかも最強のな」

大蔵卿は言い放った。



―-テロリストの要求に従いましょう!
現れたのは仮の皇帝.雪香だ。

紫苑誠親衛隊長とともに宮殿会議室へ堂々と闊歩してくる。


「「雪香様!」」

「天津は全妖魔を開放します。そしてジャスティスを返還していただきます」

雪香は会議室の上座でなく、近くの席に座り毅然と伝えた。


「その妖魔が反乱を起こしたらどうするおつもりか!?」

大蔵卿として妖魔開放はできない。
失った労働力と金を負担したくないからだ。

「帝都中に警察と軍を配置させ、私がジャスティスに魔王と名乗る紅蓮と対談します。内務卿.小澤侯爵と親衛隊長.紫苑警視長も同行をしていただきます」




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