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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第2章 2
「姉は大阪なので来れませんよ。私だけでは無理なのですか?」
満が弱ったという表情で訊いた。そうなるのは計算済みの瀬島。
「奥様のご都合はいかがですか?」
満に話を振った。
「いやぁ。難しいと思いますよ。私以上に忙しいですから」
頭を掻きながら答えた満。夫以上に忙しい妻…。
詳しい情報がないだけに、瀬島も焦った。
「どういうことですか?」
素直に尋ねるしかないと判断した。
「私は係長ですが、妻は課長でしてね」
満が答えた。満の務める会社は東証一部上場企業。
「東証一部上場企業の係長とお聞きしておりますが、奥様は?」
瀬島が訊くと、
「同じ会社です」
と、端的に答えた満。ということは、東証一部上場企業の課長…。
「今も、上司である妻の許可があるから、
ここで油を売っているという次第でして」
満が苦笑した…。30歳代の妻が課長で、40歳代の夫が係長…。
しかも、部下…。職場結婚はよく聞くが…。瀬島も困惑した。
その表情を見て、満も顔を伏せた。
「わかりました。ただ、契約書面は自筆が必要です。
それに、見学もお願いしたいのですが」
あくまでも、ルールと押した瀬島。
「わかりました。妻と相談してお返事させていただきます」
申し訳なさそうに満が頭を下げた。
これ以上は話しても無駄だと、瀬島は判断して、
「では、お願いします」
とだけ伝えてカフェを後にした。
難しい…。いい女なんだが…。
綺麗な女は、頭も良くて、仕事もできるってか。
考えながら佐藤にLINEで報告した瀬島。
LINEの文章を読んだ佐藤。
「期待せずに待つしかないな」
少し間をおいて返信をした。
「そうだな。舅のために時間を作るかどうか。可能性は低いだろう」
瀬島が送信すると、
「同感。実父や実母でも会いに来るのを嫌がる娘も多いからな」
と、佐藤が返した。
「誘い出すのも難しそうだな」
瀬島の文章の行間には諦めが漂っていた。
「だが、これで来たら、誘い出すのも可能だと思うぜ」
佐藤が返すと、
「それは、わかる。舅を大事に思っているかどうか。
すべてはこの一点に掛かっている。
大事だと思っているなら、誘い出すのも容易だろう」
と、瀬島が返すと、
「役職が高い方が、義理人情に厚いものだぜ」
と、佐藤が答えた。
満が弱ったという表情で訊いた。そうなるのは計算済みの瀬島。
「奥様のご都合はいかがですか?」
満に話を振った。
「いやぁ。難しいと思いますよ。私以上に忙しいですから」
頭を掻きながら答えた満。夫以上に忙しい妻…。
詳しい情報がないだけに、瀬島も焦った。
「どういうことですか?」
素直に尋ねるしかないと判断した。
「私は係長ですが、妻は課長でしてね」
満が答えた。満の務める会社は東証一部上場企業。
「東証一部上場企業の係長とお聞きしておりますが、奥様は?」
瀬島が訊くと、
「同じ会社です」
と、端的に答えた満。ということは、東証一部上場企業の課長…。
「今も、上司である妻の許可があるから、
ここで油を売っているという次第でして」
満が苦笑した…。30歳代の妻が課長で、40歳代の夫が係長…。
しかも、部下…。職場結婚はよく聞くが…。瀬島も困惑した。
その表情を見て、満も顔を伏せた。
「わかりました。ただ、契約書面は自筆が必要です。
それに、見学もお願いしたいのですが」
あくまでも、ルールと押した瀬島。
「わかりました。妻と相談してお返事させていただきます」
申し訳なさそうに満が頭を下げた。
これ以上は話しても無駄だと、瀬島は判断して、
「では、お願いします」
とだけ伝えてカフェを後にした。
難しい…。いい女なんだが…。
綺麗な女は、頭も良くて、仕事もできるってか。
考えながら佐藤にLINEで報告した瀬島。
LINEの文章を読んだ佐藤。
「期待せずに待つしかないな」
少し間をおいて返信をした。
「そうだな。舅のために時間を作るかどうか。可能性は低いだろう」
瀬島が送信すると、
「同感。実父や実母でも会いに来るのを嫌がる娘も多いからな」
と、佐藤が返した。
「誘い出すのも難しそうだな」
瀬島の文章の行間には諦めが漂っていた。
「だが、これで来たら、誘い出すのも可能だと思うぜ」
佐藤が返すと、
「それは、わかる。舅を大事に思っているかどうか。
すべてはこの一点に掛かっている。
大事だと思っているなら、誘い出すのも容易だろう」
と、瀬島が返すと、
「役職が高い方が、義理人情に厚いものだぜ」
と、佐藤が答えた。

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