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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第3章 3
「会社には『介護休暇』という制度がありますが、
夫も私も取れる状況にありません」

茉莉花が答えた。

それは、私は抜けられない仕事がある。

そして、私が抜けるとなると、会社も周囲も

夫に代われということがわかっていたから。

満が俯いたのは、茉莉花の心の内が読めていたから。

瀬島も、若くて課長の妻と、歳が離れて上の係長の夫。

それに、瀬島から見ても、仕事ができそうな茉莉花と、

見劣りする満…。

「そうなると、やはりお父さんが希望されているように
ホームに入れるというのが現実的だと思います」

瀬島が話すと、まず、満が頷いた。

そして、チラッと茉莉花に視線を送った。

「資料は拝見いたしました。
立地も近く施設も良さそうですが、
料金が安いのは何故でしょうか?」

茉莉花が瀬島に訊いた。瀬島はヒヤッとした。

というのも、満が応じやすいように、

佐藤に話して料金を最低価格帯にしていたからだ。

佐藤は、佐藤で運営会社に、

『軽度の認知症であり、本人は極めて紳士的であり、
スタッフの負担も軽く、家族からのサポートもあるため』

と、理由を報告して、許可を得ていたのだが。

ま、家族からのサポートは、

茉莉花に強制するつもりだったのだが。

「料金に関しては、今後、変動があると思います。
お父さんの症状が悪化すれば、スタッフの負担なども増え、
若干、価格が変動するかもしれません。
ただ、現状では、そこまで認知症が進んでいるわけではなく、
私が見る限り、お父さんは紳士的な方ですから、
スタッフの負担も少なくて済むと考え、あの価格になっております」

瀬島が説明すると、少し考えるような様子の茉莉花。

その横で頷くだけの満。

「ま、ホームに関しては、見学していただいて、
問題がなければ、契約をお願いいしたいと思います」

瀬島が話すと、

「他に候補はないのですね?」

と、確認する茉莉花。茉莉花の質問にドキッとした瀬島。

「都内となると、空きが少なく、すぐに入れて、近くで、
この内容と同程度となると、他にはありません」

何とか応えきった瀬島。

「そうなのですね。介護施設はどこも定員に
達しているとは聞いていましたが。
介護分野の皆さんも大変ですね」

瀬島に視線を合わせて微笑む茉莉花。

その表情にドキドキとした瀬島。
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