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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第4章 謀略女と謎解き男
☆☆☆
軽部さん遅いな・・・。
トイレに行った彼女を待ちながら、ぼんやりと俺は考えていた。
ああ、でもやっぱり、このバルは正解だった。
傍らの窓からは歌舞伎町の賑やかな街並みを見下ろすことができる。少しその喧騒から離れたここは、ちょっと隠れ家的でいい雰囲気である。
ネットで調べ、職場の女の子の意見も聞いた甲斐があったというものだ。静かで落ち着いている。料金的に高すぎもせず、かといってチープに過ぎることもない。ワインが美味しいという口コミも見ている。そして、事前に軽部さんには、ワインは大丈夫?と確認済みだ。
少しゆっくり話ができそうで、それはとても嬉しいことだった。
ああ・・・それにしても、今日の彼女は可愛らしかったな・・・。
必死に謎を解いている姿、分かった時のあの子どものような無邪気な喜びよう、そして、スタッフが驚かしに出てきた時の、あの本当にびっくりしたーっていう素直なリアクション。
見ていて、微笑ましかったし、一生懸命で・・・本当に・・・なんというか・・・
実は、最初こそ要領がよくわからずに、なかなか『謎解き』ができなかったが、だんだん『謎』のパターンと言うか、解くルールみたいなのが分かってきた。
でも、彼女の眉間にシワを寄せながら一生懸命考えている姿や、謎が解けた時、こっちに向かってちょっと得意げに『これはね!』などと言いながら説明してくれる姿があまりにも愛おしくて、その姿をもっと見ていたくて、わざと解けていないふりなんかをしてしまった。
これがバレたら、ちょっと負けず嫌いなところがある彼女のことだ・・・『もうひと勝負分!』とか言い出しそうだな・・・。
それはそれで俺は構わないけどな。
そんな事を考えてちょっと顔がにやけそうになる。
「お・・・お待たせ・・・」
おっと、そんなことを考えていたら彼女が帰ってきた。お待たせ、と言う前に、どういうわけか『いた・・・』みたいなことを呟いていた気がしたけど・・・気のせいか?
「さ、ワイン、頼みましょう」
彼女が座るのを待って、声を掛ける。料理はショートコースをすでに注文済みである。後はワインを選ぶだけだ。彼女は特になにか希望があるわけではないみたいだったので、コースのメニューに合わせて少し重めの赤ワインにすることにした。
軽部さん遅いな・・・。
トイレに行った彼女を待ちながら、ぼんやりと俺は考えていた。
ああ、でもやっぱり、このバルは正解だった。
傍らの窓からは歌舞伎町の賑やかな街並みを見下ろすことができる。少しその喧騒から離れたここは、ちょっと隠れ家的でいい雰囲気である。
ネットで調べ、職場の女の子の意見も聞いた甲斐があったというものだ。静かで落ち着いている。料金的に高すぎもせず、かといってチープに過ぎることもない。ワインが美味しいという口コミも見ている。そして、事前に軽部さんには、ワインは大丈夫?と確認済みだ。
少しゆっくり話ができそうで、それはとても嬉しいことだった。
ああ・・・それにしても、今日の彼女は可愛らしかったな・・・。
必死に謎を解いている姿、分かった時のあの子どものような無邪気な喜びよう、そして、スタッフが驚かしに出てきた時の、あの本当にびっくりしたーっていう素直なリアクション。
見ていて、微笑ましかったし、一生懸命で・・・本当に・・・なんというか・・・
実は、最初こそ要領がよくわからずに、なかなか『謎解き』ができなかったが、だんだん『謎』のパターンと言うか、解くルールみたいなのが分かってきた。
でも、彼女の眉間にシワを寄せながら一生懸命考えている姿や、謎が解けた時、こっちに向かってちょっと得意げに『これはね!』などと言いながら説明してくれる姿があまりにも愛おしくて、その姿をもっと見ていたくて、わざと解けていないふりなんかをしてしまった。
これがバレたら、ちょっと負けず嫌いなところがある彼女のことだ・・・『もうひと勝負分!』とか言い出しそうだな・・・。
それはそれで俺は構わないけどな。
そんな事を考えてちょっと顔がにやけそうになる。
「お・・・お待たせ・・・」
おっと、そんなことを考えていたら彼女が帰ってきた。お待たせ、と言う前に、どういうわけか『いた・・・』みたいなことを呟いていた気がしたけど・・・気のせいか?
「さ、ワイン、頼みましょう」
彼女が座るのを待って、声を掛ける。料理はショートコースをすでに注文済みである。後はワインを選ぶだけだ。彼女は特になにか希望があるわけではないみたいだったので、コースのメニューに合わせて少し重めの赤ワインにすることにした。

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