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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第4章 謀略女と謎解き男
そんなふうに考えていると彼女の方からも声をかけてきた。そして、気がついたのだけど、なんとなくここに来てからちょっと元気がないような気もしないでもない。
どうしたんだろう?

「どうか・・・しましたか?」
聞いてみると、なんだかすごく彼女は言いにくそうに目を泳がせる。

「きょ・・・今日、私・・・すっごく調子に乗っちゃって・・・その、馬鹿みたいに浮かれちゃって・・・だから、あの・・・嫌な思いとか、させちゃったらごめんなさいっていうか・・・」

え?

一瞬考えて・・・そして、俺は吹き出してしまった。

「な・・・!・・・なんで笑うんですか!?」

照れたのか、怒ったのか、彼女の顔が少し赤らんだように見える。

なんだ・・・この人・・・この軽部ゆらって子は・・・本当に・・・。
なんて、なんて・・・。

真っ赤になった彼女の顔を見ていると、さっきの謎解きの時のことが再び思い出された。謎が解けた時のドヤ顔も、なかなか解けなくて歯噛みする悔しそうな顔も、全クリした後の輝くような嬉し気な顔も・・・表情豊かで、本当に真っすぐで・・・。

思い出したら、俺はなんだか胸がくすぐったいような、あったかいような、そんな感じに襲われてしまった。

ああ・・・そうだ・・・そうだよな・・・。
こういうところだよ・・・ほんとに

なんかこの時、俺はあまりにも楽しくて気分が高揚していたのかもしれない。ワイン、少し飲みすぎてホワンとしていたのかもしれない。

俺の口から出たセリフは、ここまであれこれ考えていた、そのどれとも違った。

彼女・・・『軽部ゆら』の真っ直ぐさに絆されたみたいに、愛しさが俺の中からストレートに溢れ出す。

それは、こんな言葉だった。

「謎解きしている時のあなたは、すごく楽しそうで・・・すっごく・・・好きだ」

少しこっちに前のめりになっていた彼女の肩がすっと落ちる。驚いたみたいに目を見開いていた。ついで、顔を赤らめ、潤んだ目を逸らしたその様子が、あまりにも可愛らしい。

薄暗がりのバルの中、その表情だけで、俺のハートはふたたび、いとも容易く撃ち抜かれてしまっていたのだった。
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