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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第4章 謀略女と謎解き男
そんな事を考えながら、トボトボ家路について、シャワーを浴び終わって、ごろりとベッドに横になった。ベッドの上で俺は、自然とポツリと呟いていた。

「俺、無理矢理にってできなかったんだ・・・よな・・・」

照明を落としたベッドの上、カーテンの向こうから漏れる街の灯りだけが空間を満たす。

それからは大変だった。自分がしてしまったことで彼女に嫌われたらどうしようと何度も何度も反芻して、とてもじゃないけど眠ることなんてできなかった。

横になってはゴロゴロと無駄に寝返りを打ち、
起き上がっては水を飲んだりウロウロ歩き、
頭をかきむしり、膝を抱え、そしてまた横になり、起き上がり・・・。

結局、空が白み始めるまで一睡もできなかったんだ。

そして、今に至る。

窓の外から、冬の柔らかな日差しが差し込んできている。確認していないが、今の俺の顔はクマやら何やらでひどいことになっているだろう。

「できなかった・・・よな・・・」

ポツリとまた、俺は繰り返した。そして、呟いた自分の声を聞いて俺は、遅まきながら、やっと自分の気持ちに気づいた。

軽部・・・ゆら・・・

俺は彼女ともっと一緒にいたかったんだ。
そして、それ以上に彼女に嫌われたくなかったんだ。

何だよ俺・・・こんなん、もう・・・ぞっこんじゃないか・・・。

そう思ったら、尚更、俺の胸はズキズキと痛んだ。

枕元においてあったスマホを手にする。でも、その画面は、俺の気持ちも知らないで、ただ黙って『もう7時を過ぎていますよ』と、無機質に時を告げるだけ。

しばらくその画面を眺めていたと思う。
時間にして10分・・・いや、30分くらいか?

震える指で画面を開き、ラインメッセージを打っては消して、また打って、それでも送れなかった。

結局、俺が彼女にメッセージを打てたのは、一旦、洗面所に行って、顔を洗って髪を整え、着替えまでした、その後だった。

悩みに悩んで、やっと一文。
それが、恋愛経験値ほぼ0の俺がかろうじて紡ぎ出せた言葉だった。
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