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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第3章 ひとりえちちと怪談ディナー(後編)
☆☆☆
『や、やめろ・・・やめろ・・・来るな!!』

主人公の男性の叫び声がスクリーンに響く。画面の向こうには、水が張ってある洗面器やら鍋やら、皿やらが大量に置かれている薄暗い異様な部屋が映っている。その部屋の奥でスマホを片手に怯えた顔を見せる男性。小刻みに震える男性に、何やら黒いモヤのような影が襲いかかって・・・。

そう、ここは池袋の映画館である。それもロードショーなどを上映するところではなく、いわゆるミニシアターである。ここは私も存在は知っている。ホラー系などをよく上映している小規模シアターだった。

まばらにしか客が入っていない館内の丁度ど真ん中に私は座っていた。隣には、目を輝かせてスクリーンに見入っている『怪談男』岸田素直がいる。

もう一度、スクリーンに目を移す。

上映されているのは、かつて角川ホラー大賞を受賞した『ぼぎわんが、来る』の劇場版ージャパニーズホラーの良作と言われている『来る』だった。いわゆるリバイバル上映である。

そして、二人の手もとにはご丁寧にポップコーン。

はあ・・・

さっき期待(?)した分、どっと疲れた気がする。気の抜けたようなため息が口から漏れた。そのまま脱力したように、映画館のちょっとフカフカの椅子に深く腰掛けて、私はぼけっとスクリーンに目をやった。

あーあ・・・酔った頭に、ホラーがよく沁みるよ・・・。

なんて思いながら、半ばやけっぱちにポップコーンを口に突っ込む。
私が勝手にひとりで暴走してたのが悪いのかもしれないけどさ!確かに映画の話したよ?見れたら楽しいと思ったよ?

だ・け・ど!
映画・・・今じゃねえだろ!!
やっぱ、納得いかねぇ!

スクリーンの中、化物に襲われる主人公には大変申し訳がないが、そんな、乙女の叫びが私の頭にはこだましていた。
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