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君が眠りから覚めるまで
第1章 song1
「何か文句あるの?
僕のオトコのことで、ソンフニョンに迷惑かけた?」
…迷惑…はかけられてはいない。
ソヌはゲイで恋人も同性ということはもちろん秘密だし、知っているのはメンバーくらいだ。
ソンフンは押し黙る。
「じゃあ、放っておいてよ」
そのまま腕を払い、行こうとするソヌの前に立ちはだかる。
「…あいつはやめておけ」
「え?」
怪訝そうにソヌが眉を顰める。
…長い睫毛…
琥珀色の瞳は吸い込まれそうに澄んでいる。
…こいつ、こんなに綺麗だったっけ…。
「ヤン・ソジュン。お前が付き合っている俳優だ。
もうすぐ婚約する。
宋財閥の令嬢とだ」
「何でそんなこと…」
「婚約者は俺の従姉妹だ。母親同士が姉妹なんだよ。
先週、俺の実家に挨拶に来たらしい。
…二人でな」
…ソヌの白い貌がさらに青白くなる。
「…うそ…」
「…嘘じゃないさ」
「嘘だよ。ソンフニョンは僕が嫌いだから出鱈目を言ってるんだ」
「お前が嫌いなのは事実だけど!出鱈目なんかじゃない。
本当に奴は俺の従姉妹と婚約した。
だからお前を捨てようと…」
ソヌが悲鳴をあげる。
「やめてよ!
ソンフニョンは何も知らない癖に!
ソジュンさんのこと…何も知らない癖に!」
シャツの胸元を掴みかかられ、ソンフンは慌てる。
「デカい声出すな!まだマネージャーがその辺に…」
「何も知らない癖に!ソジュンさんと…僕のこと…何も…何も…」
掴みかかったまま、ソヌはソンフンにしがみついてきた。
その白く細い指が震えている。
なぜだか、胸の奥がちりりと疼いた。
「…分かったよ…」
…気がつくと、恐怖に震える子猫のようなソヌを、慰めるように抱きしめていた。
…まいったな…。
「…もう言わない…。
…だから、落ち着け…」
…ソンフンの腕の中、ソヌは一呼吸置いたのち、静かに泣き始めた。
僕のオトコのことで、ソンフニョンに迷惑かけた?」
…迷惑…はかけられてはいない。
ソヌはゲイで恋人も同性ということはもちろん秘密だし、知っているのはメンバーくらいだ。
ソンフンは押し黙る。
「じゃあ、放っておいてよ」
そのまま腕を払い、行こうとするソヌの前に立ちはだかる。
「…あいつはやめておけ」
「え?」
怪訝そうにソヌが眉を顰める。
…長い睫毛…
琥珀色の瞳は吸い込まれそうに澄んでいる。
…こいつ、こんなに綺麗だったっけ…。
「ヤン・ソジュン。お前が付き合っている俳優だ。
もうすぐ婚約する。
宋財閥の令嬢とだ」
「何でそんなこと…」
「婚約者は俺の従姉妹だ。母親同士が姉妹なんだよ。
先週、俺の実家に挨拶に来たらしい。
…二人でな」
…ソヌの白い貌がさらに青白くなる。
「…うそ…」
「…嘘じゃないさ」
「嘘だよ。ソンフニョンは僕が嫌いだから出鱈目を言ってるんだ」
「お前が嫌いなのは事実だけど!出鱈目なんかじゃない。
本当に奴は俺の従姉妹と婚約した。
だからお前を捨てようと…」
ソヌが悲鳴をあげる。
「やめてよ!
ソンフニョンは何も知らない癖に!
ソジュンさんのこと…何も知らない癖に!」
シャツの胸元を掴みかかられ、ソンフンは慌てる。
「デカい声出すな!まだマネージャーがその辺に…」
「何も知らない癖に!ソジュンさんと…僕のこと…何も…何も…」
掴みかかったまま、ソヌはソンフンにしがみついてきた。
その白く細い指が震えている。
なぜだか、胸の奥がちりりと疼いた。
「…分かったよ…」
…気がつくと、恐怖に震える子猫のようなソヌを、慰めるように抱きしめていた。
…まいったな…。
「…もう言わない…。
…だから、落ち着け…」
…ソンフンの腕の中、ソヌは一呼吸置いたのち、静かに泣き始めた。

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