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人妻Mの白昼夢~入れ替わられた女~
第2章 わたくしのこと
 事後、彼は正気に返ったようで、「泣くほどイヤなら来るなよ」とイラついたような表情で言うと私が泣き止むまでむっつりと黙り込んでいました。
 男性経験を重ねた今の私には直前にお預けをくらった男性が性欲を抑えることの難しさがわかります。おそらく大人になった今の彼なら初めての女性が緊張し怖がる心境がわかるでしょうね。だけどあの頃の私たちは若かった。

 家まで送るという彼を断り気まずい雰囲気を引きずったまま帰宅した私はすぐに親友にSNSを送り、この出来事を打ち明けていました。動揺し興奮もしていたのでしょう。「内緒にして」と言ったけれど、2学期が始まると彼が私を無理やり襲おうとしたという噂があっという間に広がり、なんと彼は退学処分となってしまったのです。

 私が彼の味方をしていたら停学くらいで済んだのかもしれません。でも私たちが交際しているのは周囲には秘密でした。からかわれたくなかったので。
 彼は隠していましたが、夫をはじめとしたクラスカースト上位の男女に虐められていることを私は知っていました。そんな彼と交際していることを知られるのが恥ずかしかったし、自分も虐めの対象になってしまうことを恐れたのです。

 私は性的なことを期待して訪問したと思われたくなくて保身に走りました。「彼の家に行ったのは面白い本を貸してくれると言われたから。家に彼以外誰もいないなんて知らなかった」と嘘をついて。

 噂が広まってから彼が登校することは一度もなく、一度も顔を合わせず話もしないまま私たちの関係は終わり彼は消えました。噂では都会の中学に転向し高校からは海外の学校に行ったそうです。
 それ以来、彼と会っていませんし今どこで何をしているのかも知りません。機会があれば謝罪したいのですが。

 この事件のときに私は両親から夫と将来結婚する運命にあることを聞かされ、男性との交際を自重するよう釘を刺されました。本当は大学生になるときに教えるつもりだったらしく、実際、夫は大学生になったときに私が婚約者であることを教えられたと聞きました。
 高校生の頃、夫には可愛い彼女がいましたが大学生になると別れていました。親に別れさせられたそうです。
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