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京子の裏アルバイト
第1章 初めてのおじさん

ムナカタは少し高めのヒノキ風呂がある部屋の休憩3時間を選択した。

指名された部屋へのエレベータに乗り、部屋番号が点滅しているのを確認して

ここにきて京子の緊張はさらに高まり、心音が激しくなった。

いよいよだ。この初見の初老男性とそういうことをするのだ。

「あの、先にお金をいただけませんか?」

部屋に入るなり京子は念のため友達に指導されたように、代金を要求した

「あ、あの、ほんとうに5もいただけるのか心配なので...」

「いいですよ、ベットにこしかけてくれます?」

京子はいわれるがまま、大きさだけは豪華なベッドに腰かけた。

ムナカタは、カバンを置き上着を脱いでハンガーにかけると、そこから

一つの茶封筒をとりだした。

京子の隣に来て、右側に座り手渡した。

「確認してください」

丁寧なものいいに、京子は中身を確認する。

たしかに見覚えのある紙幣が5枚ちゃんとはいっていた。

「ありがとうござい....」

お礼の言葉を最後まで京子はいえなかった。
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