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イケナイアソビ。
第3章 淫らな夜の喘事。

 ここから逃げ出そうにも、身体を固定されていて逃げ出せない。

「なにすっ!!」
 どうにかして逃げないと。
 俺はひたすら足掻いた。
 だけどふたりは筋肉質なだけはある。
 俺を容易くねじ伏せるんだ。
 そして、あろうことか兄貴の方がジーンズのジッパーを下ろすと肉棒を取り出した。

 それは体格だけあって俺よりもずっと太い。しかも固くなっていて、赤黒いし血管も浮き立ってる。勃起状態だ。
 これって、すっげぇマズいんじゃ。
 そう思った時にはもう遅い。

「おじさんのこれを、君の尻孔で受け止めて欲しいんだ」
 兄貴は言葉通り、俺が穿いていたデニムパンツを下着ごと脱がせて下半身を剥き出しにさせた。
 そうかと思えば、両足を広げて、兄貴の肉棒を俺の尻孔に当てたんだ。

 固くてずっと太い亀頭が尻孔に当たる。

「いっ!」
 挿入(い)れられる!
 そう思うと怖くて、尻孔がぎゅっと締まった。

「初めてなの? そりゃ嬉しいな」
 兄貴はケタケタ醜い笑みを浮かべている。
 初めてもなにも、俺は男で、こいつらも男。
 当然こういうことがまかり通るわけもない。
 だって普通、こういうことは異性でするもんとだ。
 男同士でするのってそんなのおかしいだろ?

「こんなのおかしいっ!」
「おじさんたち、君を見てこんなに欲情しちゃったんだ。なぁに、大丈夫だ。毎日ひっきりなしにセックスしていったらすぐに慣れて気持ち悦くなるよ」

 俺が叫べば、兄貴はにっこり笑って俺の腰を持ち上げた。
 そして……。



 無理矢理、尻孔に亀頭を突っ込んだんだ。

「あ、っぐっ!!」
 痛い。
 孔が引き裂かれるみたいだ。
 それに焼かれるみたいに熱い。
 肉が裂けるような、ビリビリっていう音がする。

「ふざけっ! 痛いっ! やめろ、熱っ、やめてくれっ!!」
 怖い怖い怖いっ!!
 怖くて怖くて。
 どうにかしてほしくて、弟の方を見れば、弟は舌なめずりをして藻掻く俺を見下ろしていた。
 そうかと思ったら、次は弟が動いた。
 シャツを引き上げると、俺の乳首に舌を伸ばして舐め回してきた。
 それだけじゃなくて、俺の乳首、吸われるんだ。
 チュパチュパ音がする。

「いっ、やだ! 痛いっ、離せぇえええっ!!」

 信じられない。俺が女みたいに組み敷かれるなんて!!


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