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美味しいサンドイッチの作り方
第6章 きらめき海岸オートキャンプ場 ~夜~

その会話以降…会話が途切れて、
でも…何も言わずにぎゅっと
前を歩いていた光が手を握ってきて。

握られてるだけの…手を…
こっちから握り返した方が…
いいのかな?って迷ってる間に。

私達の泊るキャンピングカーについて
中に入るってタイミングで…、
ぎゅっと…光と繋いでる手を
私は…握り返した。

『……!………なゆ…』

私にしか聞こえないくらい…
小さな声で名前を呼んで来て。
俯いてた光の顔は私の場所からは
見えなかったけど…ちょっと
光が笑ってくれたような気がした…。

キャンピングカーの中に入って
ベッドルームのベッドの下に空いてる
荷物を入れるための隙間から
自分達の荷物を引っ張り出して。

持って来ていた寝間着にする
Tシャツと寝間着のショートパンツと
綺麗な洗濯ができている
ブラジャーとショーツを取り出した。

バスタオルはまりんが
サービスしてくれるって言ってたし。
これだけあれば…いいかなって。

私の着替えは光が持ってくれて
キャンピングカーからまた
貸切風呂の受付のある
フロント棟の建物を目指して
来た道を…また戻って行く。

今度は…左手を光と、
右手を翔とぎゅっと繋いで歩いた。

「…私ね…ひとりっこだったから、
兄弟に憧れてた…りもしたんだけど、
最初は…お姉ちゃんと妹が
良かったなって思ってた…けど。
…ふたりが…私のお兄ちゃんで…
良かったなって…ちょっと思った…の」

『バカ言ってんじゃねぇ…ぞ?なゆ。
お前の…お兄ちゃん達は…
きらめき市1だし…、
最&高に決まってんじゃん』

『……なゆた、光…嬉しいって』

『馬鹿ッ…、翔ッ…。お前ッ
適当に適当言ってんじゃねぇぞっ。
ま…まぁ…、嬉しくなくも…ねぇよ』

と…プイっとこっちから
顔をそらせながら光が言って、
暗くて見えないけど…光の
耳が…赤くなってるんじゃないかなって
そんな気がしていた。

そんなことを言いながら
歩いていると、フロント棟が
見えて来て。フロントには
私が…ここに来た時に絡まれた
酔っぱらいの男の人と…
その人の連れの人が2人いて。

フロント業務をしているまりんに
仕事が終わったら…自分達の
泊っているコテージに来るように。

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