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第5章 『私』＋お兄ちゃんズ…２日目

キャンピングカーのエリアには
芝生が敷かれていて、
土台が固定されたキャンピングカーが
綺麗に斜めに整列して設置されている。

お互いのキャンピングカーの車体と
車体と車体の間に木製の仕切り板があるから
キャンピングカーの前にある
ウッドデッキの部分は他所のサイトからは
見えない感じの配置に工夫されている。

入口の前のウッドデッキは広々とした
スペースになっていて、ここで
お夕飯はBBQが出来るみたいで
テーブルのセットとBBQコンロが備え付けてある。

そのウッドデッキの端っこの方に
シャワーブースがあって
片側は仕切り板で見えないけど
海がある方側からは丸見えになるから。

お風呂代わりに浴びるって言うより
ビーチや海遊びの汚れを
中に持ち込まない為のシャワーって感じ。

水着を着てれば…外でシャワーしても
裸を見られる心配はないから。
シュノーケリングして泳いだりしてるし、
海水で身体がベタベタするし
髪の毛もギシギシするから
シャワーで洗い流したい気分だった。

『キャンピングカーの中に入る前に
まずは…先にシャワー浴びないとだね』

広いウッドデッキには…
BBQコンロとテーブルセットだけじゃなくて、
ハンモックと２人で座れるサイズの
ハンギングチェアも設置してあって。

「凄い…リゾートホテルにあるやつだ～
これも…自由に使って良いの？」

『自分達のウッドデッキにあるんだし、
使っていいから置いてあるんじゃね？』

３人で一緒にシャワーを浴びて
流石に…３人で浴びるとギュウギュウに
なっちゃって狭かったけど…。

シャワーを浴びた後は…
お待ちかねの…キャンピングカーの
中に…入ってみる事にして。

翔がドアの鍵を開けてくれて
キャンピングカーの中に入った。

ドアの左側の部分には小さな
キッチンになっていて。
小さいサイズのシンクと
コンセントを挿して使う
１口の卓上IHコンロと
カップとかグラスとかがあって。

４人分のペットボトルのお水と、
コーヒーや緑茶や紅茶の
ティーパックが備え付けてある。

左側の奥がベッドルームで
３人で寝れそうなサイズのベッドがあって
ベッドの下に隙間があるから
ここに要らない時は荷物を入れとけそう。