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美味しいサンドイッチの作り方
第5章 『私』+お兄ちゃんズ…2日目
私がお昼の焼きそばを用意してる間
翔は、自分の部屋で勉強をしていた。
ちらっと…キッチンの時計を見る
そろそろ…光が部活から
帰って来るって言ってた時間になる頃だ…。
ガチャガチャ…バタンッ…。
玄関の方から鍵を開けて
ドアを開いて中に誰かが
入って来ている慌ただしい音がして。
私はキッチンから玄関へ向かった。
『たっだっいまぁ――ッ!
あーー、もう…マジ暑すぎて死ぬ…ッ。
とりあえず、俺、汗…掻き過ぎて
ヤバいから、シャワーして来るわッ』
帰って来るなり玄関で…
光が下着1枚の姿になって
そのままシャワーに行ったから。
玄関を上がった所に脱ぎ捨てられた
汚れた光の体操服は回収して、
洗濯機に入れる前に予備洗いして
洗濯機の中い入れて置いた。
『なぁ、なゆ、俺が玄関で脱いだ
体操服の洗って洗濯機に入れてくれたの
お前だよな?翔がそんな事しねぇし。
気利くじゃん、サンキュー、マジ神』
その為のウタマロ石鹸置いてあるし
体操服ドロドロだったから
余洗いして置いただけなんだけど…。
まさか光にそんなに喜んで
貰えるなんて全然思ってなかったんだけど。
『あ~、身体動かしまくったから
腹減ったわ、飯飯、飯食おうぜ』
その後は…3人でダイニングで
光が食べたいって言ってリクエストした
焼きそばを一緒に食べて。
『んじゃ、食うもん食ったし。
今からホムセンまで歩いて
花火買い込みに行こうぜ』
と…意気揚々な様子で光が言って。
3人で家から一番近い
ホームセンターに花火を買いに行った。
『やっぱ手持ちだけじゃなくて
噴出しとかも買うよな?』
そう言いながら噴き出し花火が
単品売りとかセット売りとか
されているエリアを光が見ていて。
光…好きそうだな噴き出し花火。
翔は雰囲気的に噴き出しとか
よりも…線香花火好きそう。
と思いながら翔の方を見ると。
じっと…花火の棚を真剣に
見ている翔の視線の先に線香花火があって。
「私は、線香花火…がいいな…」
『うん…いいよね、線香花火。
僕も…花火の中だったら
線香花火が…一番好きかも…』

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