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美味しいサンドイッチの作り方
第5章 『私』+お兄ちゃんズ…2日目
『なぁなぁ、2人とも。
花火セット、どれにする?
こっち?それともこっち?』
噴き出し花火がセットになってて
手持ち花火が少ない方か、
手持ちばっかりのセットと
どっちが良いかって光が
私達に2つのセットを
掲げながら聞いて来て。
手持ちばっかりのセットと
それとは別に噴き出し花火の
小さめのセットをカゴに入れて。
私が持っていた線香花火も
一緒に会計してくれるみたいで…。
花火を購入するお金は誠さんから
貰っていたお金で購入して。
その後は……チェックインの時間の
前から施設とかビーチが利用できるから
行こうって…光が言うから。
チェックインって大体15時からだから
歩いて行ける場所だし近いからって
私はのんびりしてたんだけど。
今から行くって言う光の言葉に
慌てて1泊分の荷物と
海水浴が出来る用意を
中学の時に修学旅行に持って行った
ボストンバックに用意して。
2人は荷物は…大きめのリュックに
全部収まりきるみたいで…。
私だけ…同じ1泊とは思えない量の
荷物になっちゃってたんだけど。
私の大きなカバンは
トレーニングになるからって
光が持ってくれて。
きらめき海岸にある
オートキャンプ場を目指して
お家を3人で出発した。
ママと誠さんが新婚旅行に行く前は、
こんな風に3人だけで
旅行みたいな事をする様な
展開になるなんて想像もして無くて。
こうして…一緒に歩いていて
2人の横顔を見ていると。
やっぱり2人共…イケメンだよなって
そんな風に改めて思いながら。
こんな…イケメン2人の間に
挟まれて歩いてる私は何者って
そんな不思議そうな目で見られてる。
『先にまりんのトコ…寄ってこうぜ』
そう言えば…そのまりんって
名前の人は何者なんだろう?
オートキャンプ場でバイトしてる
って事しか私にはわからないけど…。
辿り着いた先は…海岸まで
徒歩1分って立地にある
道路を1本挟んだ場所にある古いお家で。
そのまりんって人の…お家なのかな?
篠原と言う表札が掲げられている
その家の昔ながらの
木製ででこぼこしたガラスの
窓みたいなのがハマっている
ドアをノックもしないで光が開けて。

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