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美味しいサンドイッチの作り方
第4章 光+翔…とお出掛け
私が眠ってしまったのは…
学校の屋上だったはずなのに…。
気が付いたら…校内を…
光の背中におんぶされながら
歩いて移動してる最中で。
「んっ…んんッ…」
『ん?なゆ、起きたか?
起きたんだったら、自分で歩け』
そう言って私を…床の上に乱暴な
感じの言い方だけどそっと降ろしてくれて。
天文部の部室と屋上の前の倉庫から
借りた物は全部戻してくれてて。
私をおんぶする為に光のリュックは
翔が前に背負ってダブルリュックしてたんだけど。
私が歩けるようになったから
光にリュックを返して。
高校から…お家に帰るまでの
帰り道は…左手を光と
右手を翔と繋いで…3人で
横一列に並びながら帰った。
『帰ったら、3人でもっかいシャワーしようぜ』
夜とは言え…気温は高いから
身体はじっとりと汗を掻いていて。
汗も掻いてたけど…えっちなお汁も
いっぱい出ちゃってたから…。
アソコも綺麗に洗いたい気持ちになっていて。
高校からまっ直ぐ高台に向かって
伸びている…坂道を上って行く。
この高台に向かって伸びている
坂道が桜坂町の名前の由来に
なっている桜坂で…。
坂の至る所に…桜の木が植えてある。
最初に…この町に…来た時…、
この桜坂の桜の花が凄い綺麗で…
感動したのを…思い出していた。
「やっぱり…2人は…春が好き?」
『夏もいいに決まってんじゃん。
坂を降りれば…海水浴出来る海あるし、
高台まで…上がって行けば…山もあるし。
きらめき山に紅葉が綺麗な寺があるし
冬は冬で…臨海地区のイルミネーション綺麗だし』
『折角だし…明日は…3人で海に行こうか?』
夏休みに入ってからお友達とは
2回ほど…地元のきらめき海岸に
海水浴をしに行ったけど…。
「海…泳ぎに行くの?」
『当たり前じゃん、海行っといて
泳がないとかあるかよ、泳ぐし』
『じゃあ…海水浴客が帰る頃に
行って、泳いで暗くなったら
皆で…手持ち花火でもしようか』
『じゃあ、夕飯…島田んちで中華食おうぜ』

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