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美味しいサンドイッチの作り方
第21章 HOTEL  Paradise ~なゆたサンドレシピその②~

翔がプラケースの中から
口紅を取り出していて。

『なゆた、こっち…おいで』

口紅の白いキャップを翔が
取ると、口紅を繰り出していて。
本体から繰り出された口紅の色が
深いディープレッドなのが見えた。

ちふれの口紅はコスパがいいから
私も2本ほど持っているけど、
今翔が手に持っているみたいな
あんな深い赤色が自分に
似合うとは思えなくて
無難で肌馴染みのいい色を持ってるから。

自分が選んで買う系統とは
真逆の色合いの色で。

「そ…んな色……、私が塗ったら
大人っぽすぎて、浮いちゃわない?」

『そんな…心配しなくても…
大丈夫だよ…なゆた…、どうせ
キスしたり…いろいろしてる内にね
いいぐらいの色になって落ち着くから』

ちふれの口紅はお値段はお買い得だけど
すぐに落ちて知らない間に
どっかに行ってなくなってるから。
キスとかしてたら……塗っても
翔の言う通りいいぐらいになって
そして何も塗ってない状態になるだろうなって。

『なゆた…、こっち…。
僕が…これ…塗ってあげる』

「えっ…?」

『だって、鏡ないでしょ?』

確かにブラインドの状態で
こんな濃い色の口紅を塗れるほど
私にはお化粧のスキルはないし
自分の口の幅を完全に把握してないけど。

誰かに…まして…男の人に…
口紅を塗ってもらう…なんて…、
今までの人生でされた事ないから。

どきどき…。

『なゆた…、顔…、僕の方に向けれる?』

そう…翔の声が甘く優しく響いて、
私の顎の下に指を添えると
くいっとキスをする時みたいに
私の顎を指で持ち上げて来る。

「ん…っ…」

『じゃあ…塗るね?』

ヌリっ…っと…自分の唇の上を
口紅が…滑って行く感覚がして。
自分の頭の中で…、さっきの
大人っぽいディープレッドの
口紅が…自分の唇の上に乗って行く
あの色に染められる唇を
自分の頭の中で想像する…。

ちらっと……私の唇に口紅を
塗って行く…翔の顔を見ると…、
何とも言えない……満足そうな
顔をしていて……。

自分が…今…、翔が選んだ
翔好みのチャイナドレスを着て。
翔が選んだ…紫色の真ん中が
大胆な穴あきになっている
紐パンを…履いて。

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