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美味しいサンドイッチの作り方
第20章 5日目 PM ~お兄ちゃんズと一緒~
「…船、…本当に船あるっ」
豪華客船は…テレビとか
YouTubeとかでしか見たことないけど。
某夢の国の海の方に
こんなのあったら
きっとテンションが上がりそうだ。
とは言ってもモチーフが
海賊船だから…ちょっと
今風の船って感じじゃなくて
帆船?みたいな船になっていて。
船の甲板になる部分には
海賊の人形が居たりとか、
船の本体の部分にも砲台がある。
『マジで海賊船じゃん、な、な。
すげーだろ?中もぽい感じだぜ?』
そう嬉しそうに話す光の言葉に
誰かと来た事あるんだなって
そんな風に思ったりしたんだけど。
『光、この辺にあるホテルの
サイトとか見てたみたいだよ?』
「え?…そうなの?」
『いや、どんな部屋とか…
あるんかな~?って思って
気になってちょっと見ただけだし?
あ~、ほら、どうすんだよ。なゆ。
お前的に…ここがいいとか
気になるってホテルあったのかよ?』
気になる…もなにも…目の前に
海賊船にしか見えない建物が
あるんだから…、これが
気にならない人が居るのかな?
『光、なゆたは…この船のホテルが
どんな感じなのか気になるみたいだよ』
『よっしゃ、んじゃ…、
なゆが気になるここに入るか』
光が中に入って行くから
その後について行ったら。
光の後について行くみたいに
私と翔も海賊船の内部に侵入した。
中も…テーマパークの
アトラクションみたいになっていて。
浮き輪とか、錨とか木箱とか
樽とかディスプレイされている。
オブジェに触れない様に
ロープが張って合って
通路と分けてある感じで。
ますますテーマパークの
アトラクションの乗り場に続いている
大気列を作るスペースみたいだ。
『翔、なゆ。こっちこっち…』
先にお部屋を選ぶための
タッチパネルの前に光が居て。
そのパネルの前の前室みたいな
部分に大きな水槽があって。
カラフルな熱帯魚が泳いでいる。
『入り口に、結構大きな
海水水槽があるんだね…』
その水槽の隣には船長さんらしい
恰好をした髑髏が立っていて。
その横には宝箱が積まれている。
「凄いね、中もしっかり
海賊船って感じで、写真撮っちゃお」

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