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美味しいサンドイッチの作り方
第20章 5日目 PM ~お兄ちゃんズと一緒~

「え?…ラブホテルに…
ウォータースライダーがあるの?」
『違う違うっ…って、ホテルに
あるじゃなくて、部屋にあんの。
まりんが…行きたいって
リクエストして鮫島センパイが
予約めっちゃ頑張って取ったって』
「でも…、自分達のお部屋に
そんなものがあったら……」
『いや、別に値段は……昨日の
部屋とそんなに凄い変わるって感じでも
なかったけどなぁ…、確か』
まりんのしたいとことか
行きたい所とかのリクエストには
鮫島センパイは応えてあげてるみたいで。
鮫島センパイ…まりんの事
大好きなんだなぁって…思ったりしつつ。
『かりきのにあるんだよ、ラブホ街が
花がコンセプトのホテルとか、
城みたいなやつとか、船の
形してるホテルとか…いろいろあるしな』
「へぇ~、そうなんだ…」
『もどって来ないと…思ってたら
まだ…ここに居たの?光。
なゆたにバッグ渡しに行くだけ
って言ってなかった?なゆたの
支度の邪魔になってるんじゃない?』
私の所にボストンバッグを
届けに来てくれてそのまま
ラブホテルの話をしてたから。
光が部屋にもどって来ないのを
不思議に思った翔が様子を見に来て。
そのまま光を部屋に連れて行った。
シー――ン…っと…光がいなくなれば
私だけになるから、静かなもので。
支度を終わらせて…1泊分の荷物を
光のボストンバッグに入れて。
まだこの中に2人も荷物を入れるから
隣の部屋に居る2人の所に
ボストンバッグを持って行った。
2人は荷物をすぐにバッグの中に
入れられるように用意してたから
持って行く荷物も用意が出来て。
『じゃあ、…準備も出来たし。
出発しようか?なゆた』
きらめき市の臨海区中央の
桜坂町6丁目にある、お家を
出発して…まずは…歩いて
最寄り駅であるきらめき駅に向かう。
きらめき海岸とか臨海地区とかは
臨海区中央の東側に位置していて
駅は…反対方向の西側になる。
ボストンバッグは光が
持ってくれて、光の分の
ボディバッグは翔が
自分の分と一緒に持ってくれて。
私は自分の小さめのリュックだけ
背負ってる感じなんだけど…。

