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美味しいサンドイッチの作り方
第18章 『HOTEL .A』 ~なゆたサンドレシピその①~
お庭の大きな露天風呂に
お湯張りをし始めて。
3人で一緒に庭から部屋の中に戻って来る。
『カラオケしようぜ、カラオケ』
ピンポーンとインターフォンが鳴って
光が玄関の方に行くと、
持ちきれないから持ってほしいと
こっちを呼んで来るから。
玄関の方に行くと廊下の部分の
棚みたいな部分にドリンクや
お菓子の盛り合わせが置かれていて。
光の手にはフライドポテトと
唐揚げも入ったお皿があって。
『なゆ、ドリンク持って来てくれよ』
「うん、わかった」
ドリンクを持って行って欲しいと
光から言われてドリンクを持って
リビングのテーブルまで運んでいく。
翔がテーブルの上にマイクを
用意してくれていて。
『何歌う?ミセスとか?』
『俺、ライラック』
「DAMあるんだ……」
普通にカラオケBOXにあるような
カラオケの機械が置かれていて、
上を見るとスピーカーが
天井に設置されているから
お部屋で本格的なカラオケを
楽しめる感じになってるみたい。
光がライラックをその後に
翔が青と夏を歌って。
光も翔もミセス好きなのかなって
思いながら聞いてたんだけど。
青と夏とか…夏休みに歌う歌に
ピッタリな感じの1曲で。
『んで、お前…何歌う?』
『曲名かアーティスト名
言ってくれたら検索するよ?』
と…これは…歌いませんとは
ふたりから言われて言えない雰囲気で。
無難な感じに…あいみょんとか
YOASOBIの曲を…歌ったんだけど。
流石…双子と言う感じで…
2人で怪獣の花唄歌ってたけど
どっちかがメインを歌ったら
翔がメインなら光が上ハモで
光がメインだったら翔が下ハモとかって
いつも歌ってるのかすぐにできてて。
同じメインをユニゾンしても
やっぱり声の相性がいいんだなぁって。
そんな風に思いながら聞いてたんだけど。
『もうそろそろ、
風呂いい感じなんじゃね?』
歌った曲数から考えるに、確かに
そろそろ露天風呂のお湯張りが
終わってそうな感じの頃で。
「じゃあ、私、お湯見て来るから
ふたりはそのまま歌ってて」
『翔、残酷な天使のテーゼ歌おうぜ
オレンジでもいいけど』

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