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第16章 街中華　来来飯店の島田ツインズ

お腹が…パンパンになって
もう…胃から…溢れて
食道まで流れて来てない？って
思うぐらいに…お腹いっぱいで。

島田ツインズのお母さんに
お礼を伝えて、来来飯店を後にした。

ここから…目的地の
アクアリアKIRAMEKIまでは
歩いて…５分とか…ぐらいで。

花火大会に行く時にも…
同じ道を３人で歩いたけど…。
あの時は足元が下駄だったから、
浴衣だったし歩きにくかったけど
今は普通にお出かけ向きの
ちょっと特別な普段着に、
足元もいつも履いてる
カジュアルなスポーツサンダルだから
歩くのも…全然苦にならない感じで。

臨海地区のシンボルである
花火の後に光と乗った
観覧車が…近づいて来る。

臨海地区の観覧車は…
埋立地に建っている
商業エリアの入り口にあって。

観覧車の所から港町の
倉庫をイメージした
商業施設まではウッドデッキが
ずっと続いてプロムナードになっている。

ウッドデッキになってる
海沿いのプロムナードの奥が
ずっと…座って海を眺めるのに
丁度いい大きな段差になっていて。

平日のこの時間には夕陽を
眺めようと思ってなのか、
カップルたちが…間隔を
開けながら数組集まって座っていて。
イチャイチャしながら…過ごしていて。

京都の鴨川の…カップル
等間隔の法則と…同じ状況が
ここでも…起こってる感じだ。

お目当ての水族館は…
商業施設から更に奥に進んだ
海の上に浮かんでいるような
感じの突き出た場所に建っている。

『なぁ、なゆ。水族館の中で
なつなママから電話が
掛かって来ても話せないだろ？
水族館入る前に電話しておけば？』

今はママ達もホテルの
レストランで食事中かもだけど。
確かに光が言う通り
水族館の中で通話するのは
こっちも気が引けてしまうので。

水族館に入る前に、自分から
ママにLINEのビデオコールをした。

普通に音声だけの通話でも
いい気がするんだけど、多分
ママも私の顔が見たくて
私もママの顔がみたいからかも？

数回コールするとママが
電話に応答してくれて。
どこに居るの？って聞いたら
恩名村にある有名なホテルで。