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美味しいサンドイッチの作り方
第16章 街中華 来来飯店の島田ツインズ
『はいよ、お待ち。
これ、餃子6人前と春巻きね』
カレンが次の料理を
運んで来てくれて、
段々とテーブルの上が賑やかに
料理が増えて来る感じで。
『ここの餃子も春巻きも、
美味しからなゆたも食べてみて』
「うん、美味しそう頂きます」
チャーハン知らない間に
ほとんど残ってなかったから
翔が追加で注文してくれて。
私の分でミニサイズで
カレンが焼きそばと一緒に持って来てくれて。
『焼きそばっ、俺の好物ッ
俺来来飯店の焼きそばめっちゃ好き』
『光、一人で食べないでなゆたにも
焼きそばちょっとわけてあげてよ』
『はい、お待たせ。
翔が好きなエビチリ。
それからこっちは麻婆豆腐』
『カレン、それこっち。
俺、マーボー食べるから』
ゲームをしながらアレンが
麻婆豆腐を飲み物でも
飲んでる勢いで食べていて。
『この後蒸し物持って来るからね?』
カレンがそう言って
また厨房の方に戻って行って。
積んだ状態の蒸籠を持って来ると
1段ずつ外して並べてくれて。
中には小籠包や、シュウマイ
可愛いサイズの肉まん、
中華ちまきに桃まんが入っていて。
「わぉ~、凄い…点心だ」
『後、これが女の子に
人気の中華蒸しパンね』
そう言って出してくれたのが
黄色いカップケーキみたいな。
「マーラカオみたい…」
『自家製のマーラカオ。
マーラカオは中国の蒸しパンの事』
パンのコーナーに売ってる
マーラカオを思い出していると
それが中国の蒸しパンだって
カレンが教えてくれて。
蒸したてのホカホカの
マーラカオを食べたんだけど。
あのマーラカオみたいに
ほんのりと甘くておいしい。
「これ、甘くておいしい」
『でしょ、でしょ?うちの
マーラカオは冷めても美味しいから
お土産に持って帰る?用意するよ』
私が自慢の1品の蒸しパンを
美味しいって言ったら
カレンがふんっとそうでしょと
自信満々な感じにそう言って来て。
自分のお店…の事…
大好きなんだなって思いながら
他の点心も頂いてたら。
お腹がパンパンになっちゃって。
沢山出して貰ったから…
残しちゃたらどうしよう…なんて。

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