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美味しいサンドイッチの作り方
第16章 街中華 来来飯店の島田ツインズ
『あっちに座敷もあるけど
座敷は広すぎるし…、連れと
一緒に何人かで来る時は大体ここ』
確かに…光の部活の友達とかなら
みんな沢山ご飯食べるだろうし、
ここならゆっくり食べたり
大きな声で話したりしても良さそう。
『はい、どうも~。3名様
いらっしゃいませぇ~』
と…やる気ない感じに
お水とお絞りを持って来たのは
チャイナドレス姿の
私達と同じぐらいの10代の女の子で。
『おう。来てやったぞ。カレン』
『ヒカル、こっち使わないでよ。
厨房から遠いから全部
私が運ばないとダメじゃんッ』
『(島田カレン、ここの中華料理屋の
看板娘で、アレンの双子の妹ね。
僕達とは幼稚園から
ずっと一緒の…腐れ縁みたいな感じね)』
島田んちって感じに言ってたし
アレンって人の事気にしてたから
光の友達は、アレンって人の方みたい。
そして…この…チャイナドレスの
気が強そうな男勝りな子が
お兄ちゃんズの同級生で
島田アレンって人の…双子の妹の
島田カレンと言う人なのらしい。
『んで…、カケルの隣に
座ってる、それ。誰?
ん?でもどっかでその顔
見たことある…かも?ん?
あ!あぁ~思い出した。
あれだ、1年に居た、
他所の校区からの新入生』
『カレン、紹介するね。
この子が僕と光の父さんが
再婚してできた妹のなゆた』
私の自己紹介を変わりに
翔がカレンに対してしてくれて。
『なぁ…、カレン。お前が着てる
そのチャイナドレスってお前の?
余ってるやつとかねぇの?』
『ああ、チャイナドレスの事?
あるよ、いらないチャイナドレス。
片付けとかしてる時にシミが
ついちゃって洗っても取れなくて
薄くだけど残っちゃるのが…何着か』
『じゃあ、それくれ』
『沢山食べてくれるんだったら、
チャイナドレスあげてもいいけど?』
『言ったな?この光様の
鉄の胃袋を舐めんなよ?』
そう言ってメニューを取ると
色々と光が注文をしていて
凄い品数オーダーしてたから
そんなに3人で食べられるの?って
ちょっと心配になっちゃったんだけど。
お水を飲みながら注文した
お料理が運ばれて来るのを
待っていると…足音が
こっちに近づいて来て。

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